NTTドコモ広報部「時期や発言者の詳細がわかなない為、発言内容が事実かどうかはわかりかねますが、当社としては、研修内でシフト順守、勤怠の重要性についてはお話しているものの、センター内での蔓延リスクを考慮して、体調不良の場合でも業務を続けるようお願いすることはございません。」
体調不良で業務を続けるようにお願いすることはないと回答しています。また、このコールセンターでの感染対策については以下のような回答がありました。
同「当該コールセンター内においては、コールセンター業務の特性上、マスクを着用しない場合や、従業員向けマスクの提供が充分にできないケースもあったと考えます。マスク着用に加えて基本的な感染対策(手洗い、咳エチケット、対人距離の保持等)及びウイルスレスウオーター、クレベリン等も配備をしており、対策徹底について1月31日以降、重ねて注意喚起を行っております」
また、コールセンターでの今後の対策について、NTTドコモは以下のように回答しています。
同「コールセンターでは基本的な感染症対策の励行(手洗い・咳エチケット)、検温の実施、コールセンター内での座席間隔の拡大、換気や共通部・共用機器の除菌などを、保健所と相談しながら実施しております。また、バックヤード等は可能な限りの時差出勤・テレワークの推奨とし、従業員および同居家族等が感染した場合の報告指示など感染拡大防止を行うと共に、全国のコールセンターでお客様コールを分散し受電することで、コールセンター業務を継続しています」
上記のように対策を実行しているとの回答がありました。
しかしながら、現実として8人の感染者が出ていることは事実であり、証言が正しいとすれば体調不良でも出社を強いる雰囲気があった可能性があります。コールセンター業務でのこれ以上の感染拡大を防ぐために、勤務体制を含めた抜本的な対策をしてほしいものです。
(文=三上洋/ITジャーナリスト)