一連の吉村知事の行動について、インターネット上では次のような声もあがっている。
 
「説明を聞いていないのか、文章が読めていないのか…この資料から、あの様な行政判断が下され、市民の人権に制限が加えられていることに、衝撃を禁じ得ない」
 
「この人、まだこのツイート、削除してないんだ(笑) 日本語理解力の低さを自らで露呈する恥ずかしい人。流石、維新。これでも弁護士かいな」
 
大阪府知事は文章が正確に読めないらしい。大阪府、兵庫県で不要不急の外出を控えないといけない、ということでしょう。大阪と兵庫の間の往来ではないです。文章を読めない人が知事になると大変なことになりますね」
 
 批判的なツイート記事が多いが、一方で「大阪府と兵庫県が府内外、県内外の往来自粛という事は、相互の往来は危険性が高く自粛した方がいいと読むのが当たり前やと思います。 日本語を読めないと批判するのは間違いだと思います」など擁護する声もある。

 吉村氏は20日朝、読売テレビの番組に出演し、独断ではなく厚労省の提案がベースにあったことを、厚労省から提示された文面を手にして再度強調した。しかし、「厚労省の非公開の提案だったが、松井(一郎大阪市長)さんと話しあって、これは公開したほうがいいと考えた。それが間違っていたかもしれない」とした。なんでも秘密にしようとする官僚の意図にかまわず、どんどん情報を公開してほしいが、今回は解釈の問題もあったようだ。

 20日朝、たまたま小生もテレビ出演の仕事で神戸市(兵庫県)の自宅から大阪市に出かけた。これは「不要不急」ではないが、仮に遊びでもかまわず行っただろう。さして意味があるとも思えない「県境越え自粛」をするつもりもないからだ。

 しかし、府の往来自粛要請を律義に守って神戸から大阪へ出なかった、あるいは大阪から神戸に行かなかった人は多いはず。20日付産経新聞では、明石市(兵庫県)の31歳の女性の「退職するのでお世話になった人のため、大阪・梅田にプレゼントを買いに行こうと思ったけどどうしよう」というコメントが紹介されている。連休中にゆっくり買い物をしたり、大阪や神戸で遊びたいという人も多かっただろう。 

地元経済には悪影響

 吉村知事は読み違えていないというなら、テレビでびっくりするようなことを言って目立ちたかっただけなのか。あるいはお隣、兵庫県の井戸敏三知事(74)を挑発したかったのか。要請までの間、まったく井戸知事との協議はなかった。井戸知事も吉村発言の後、会見で「不要不急の大阪との往来は自粛してください」と語ったが、「向こうが兵庫との往来と言ったから大阪を入れただけ。『外出を控えて』という言葉に往来を付け足しただけで従来の措置の延長線上」と説明。さらに兵庫県の爆発的感染について吉村知事が言及したことについて「向こうが勝手に発表している。コメントする気もない」などと、不快そうな表情で突き放した。

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