「一定程度、空いてる電車はまだか!」

「少なくとも国の医療を司る省庁のトップとしては普段は公共交通機関を使わないまでも、もう少し想像力をはたらかせて欲しかったと思います」

「満員電車に是非乗ってほしいです。国民が命がけで、通勤している実態がわかるから。他の人の心に寄り添えない人種っているんだよね」

 加藤厚労相の前職は国家公務員だ。東京大学経済学部卒で1979年に旧大蔵省に入省し、税務署長からキャリアがはじまり、主計局など大蔵官僚の花形中の花形を務めあげてきた正真正銘のエリートだ。

 全国紙政治部記者は次のように話す。

「加藤さんの実父は日野自動車の副社長で、比較的裕福な身の上だったといえると思います。東大在学時や大蔵省の職員だったころに多少、通勤電車を使ったのかもしれませんが、ここ十数年の都心部の混雑の過酷さはご存知ないでしょう。東京都民が言う『今日の電車は空いている』は、他県民にとって『満員以外のなにものでもない』ことはよく知られたジョークです。

 当人としては、電車通勤していないことを突っ込まれないように予防線を張ったつもりだったのかもしれませんが、“上級国民”の下地を隠し切れなかったようですね」

 どうやら、政府首脳と庶民感覚との乖離は当面、是正されなさそうだ。

(文=編集部)

 

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