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笑いで東日本大震災の風化を阻止するラジオ番組『サンドウィッチマンの東北魂』が書籍化!

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笑いで東日本大震災の風化を阻止するラジオ番組『サンドウィッチマンの東北魂』が書籍化!の画像1
※画像:『サンドウィッチマンの東北魂 あの日、そしてこれから』(扶桑社刊)

 好感度ナンバーワンのお笑いコンビ・サンドウィッチマン。伊達みきおさん、富澤たけしさん共に宮城県出身であり、2011年に発生した東日本大震災以来、故郷の東北復興のために活動を続けている。


 その活動の一つとなるラジオ番組が、ニッポン放送をキーステーションに全国14局で放送中の『サンドウィッチマンの東北魂』だ。2011年7月に開始したこの番組では、「笑いで東日本大震災を風化させるな!」を合言葉に、様々な分野で活躍しているゲストとのトークも交え、東北の復興状況や現地の言葉を全国に伝えている。

 

■サンドウィッチマンが伝える東北の「今」


 『サンドウィッチマンの東北魂 あの日、そしてこれから』(サンドウィッチマン著、扶桑社刊)は、東日本大震災によって大きな転機を迎えた21人の番組ゲストを中心とした対談集だ。


 ゲストの一人である加藤徳次郎さんは、岩手県陸前高田にある復興のシンボル「奇跡の一本松」の修復に努めた愛知県にあるヤトミ製材の社長。


 「奇跡の一本松」はあまりにも有名だ。7万本の松林のうち6万9,999本が津波で流されたにもかかわらず、奇跡的に1本だけ残った松。しかし、枯れてしまっていたため、奇跡の一本松を遺すプロジェクトが発足。特殊な木の加工を請け負っていた加藤さんに依頼が来たのだ。


 木を再生するとは、どんな工程なのか。


 まず。3つのブロックに分けた丸太に加藤氏が穴をあける。そして、別の業者がそれぞれ「防腐加工を施す」「芯棒を作り差し込む」「外皮をそっくりそのまま再度貼り付ける」「木を立てる」という仕事をする。


 一度死んでしまった木を蘇らせることは不可能なため、骨も肉もないのに木を立たせ続けるというのは前代未聞の仕事だったという。


 本書ではサンドウィッチマンの二人が、前代未聞のプロジェクトに挑んだ加藤さんに、当時の苦労や「奇跡の一本松」への想いを聴いていく。


 他にも多彩なゲストが登場するこの番組。富澤さんのお気に入りの「野糞」道を究める糞土師・伊沢正名さん、実家が津波被害に遭った宮城県出身のお笑い芸人・パンサーの尾形貴弘さん、梅干し応援研究家の竹内順平さんなど、さまざまなジャンルのゲストを招き、サンドウィッチマンの二人と東北に関係ある話もない話も楽しくトークを繰り広げている。


 伊達さんは本書のあとがきトークで「やっぱり現状を伝えたいよね。今後もずっと『東北魂』という名前で、この番組が続くことが一番大切だな」と語る。どんな大きな災害でも、自分の住んでいる地域と遠く離れていると、風化していってしまうもの。このラジオ番組を通して、東北に関わり、サンドウィッチマンが紹介した東北の場所などに足を運んでみるのもいいかもしれない。


 テレビでは見れないサンウィッチマンの素顔を垣間見れるのもラジオの良いところ。対談集の本書をきっかけにラジオでも『サンドウィッチマンの東北魂』(ニッポン放送は毎週日曜17時30分~17時40分)を聴いてみてはどうだろう。
(T.N/新刊JP編集部)


※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。

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