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再放送でコメディエンヌぶりの再評価も
だが現下のこの状況を考えると、観月ありさのこの記録が「30年連続」まで伸びることはなかなか難しいのではなかろうか。コロナ禍の鎮静化にはどんなに短くても1年はかかると見られており、2年後、3年後、5年後だという医療の専門家もいる。仮に国民一丸となっての対策がうまくいき、来年2021年の春にはある程度状況も落ち着き、少しずつドラマの撮影が再開されたとしよう。
しかしそのように状況が一定の好転を見せたとしても、撮影がまず開始されるのは、テレビ局にとってのクライアントへの配慮や放送時間枠の都合上、どうしても優先順位が高いものからとなるだろう。当然ながら各局とも延期・中断となっていた作品をまずはクリアしていきたいところだろうし、NHKならば大河ドラマ、連続テレビ小説からとなるであろうことはじゅうぶん考えられる。
いずれにしても、キャスティングの調整、番組編成がガタガタのなか、地上波テレビ局のゴールデンタイム放送……とはなかなかいかないであろう“観月ありさ主演”ドラマ企画の優先順位は決して高くはないのではないか。
しかし、誰も予想できなかったこのドラマ再放送ラッシュ時に、観月ありさが主演した過去の人気作も放送され、作品の面白さや、そのコメディエンヌぶりが再評価されることは十分に考えられる。そのような形での評価もまた、女優冥利に尽きることではないだろうか?
(文=編集部)