YouTuberは飽きられアニメが増加、漫才は自粛?激変するアフターコロナのテレビ事情の画像1
日本テレビタワー(「Wikipedia」より)

 新型コロナウイルスの感染拡大による影響が直撃しているテレビ業界が、激変を余儀なくされている。“アフターコロナ”の時代には何が残るのか? それとも何も残らないのか? まずは、混乱している現状をおさらいしてみよう。

あの『恋つづ』も再放送では視聴率“爆死”

 今、どの番組を見ても「特別編」などと称され、総集編で間に合わせたり、直近まで同じクールで放送されていた番組を再放送したりして対応している。

 ちなみに、TBSの火曜ドラマ枠は、本来なら多部未華子主演の『私の家政夫ナギサさん』がオンエアされているはずなのだが、撮影スケジュールの遅れにより放送が延期されている。そのため、同枠では、3月までオンエアされていた『恋はつづくよどこまでも』のダイジェスト版が放送されている。

 4月21日にオンエアされた『恋つづ』は第7話に未公開カットを加えたものだったが、その視聴率は8.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と、やや期待外れに終わった。

「この7話が最初に放送されたのは、2月25日。当時は視聴率11.9%を記録し、ドラマの人気もどんどん上がっていった頃です。そして、最終的には“恋つづロス”なる現象まで生まれたわけですが、わずか2カ月後にもう一度同じものを見せられても、数字は見込めないということでしょう」(テレビ局関係者)

苦肉の策で「副音声」の解説が急増

“付け焼刃”の対応は、それだけではない。新川優愛主演のドラマ『ギルティ ~この恋は罪ですか?~』(日本テレビ系)は4月16日で第3話までの放送が終了したが、第4話以降の放送が延期となった。そのため、4月23日からは3週連続で過去3話分を再放送する。「特別編」として、新川らキャストのメッセージ入り再編集版で、副音声ではオーディオ・コメンタリーで裏話も披露されるという。

 副音声を行うのはドラマだけではない。4月に特番からゴールデンタイムのレギュラーに昇格したバラエティ番組『有吉の壁』(日本テレビ系)は、もはやストックがないのか、4月22日は過去の特番時代に日光江戸村を舞台に繰り広げられた「おもしろ江戸の人選手権」が放送された。そこでも、有吉弘行や佐藤栞里らが副音声で解説していた。

「ただ、副音声は“たまに”だからありがたみがあるのです。この付け焼刃も、いつまでも通用はしないのではないでしょうか」(同)

『ぐるナイ』の“ゴチバトル”も初のリモートに

 現在、増えているリモート出演を逆手に取り、楽しんでしまう番組も増えているという。

「4月18日放送の『王様のブランチ』(TBS系)は一部の出演者に加え、なんとまったく見たこともない素人(番組視聴者)も自宅からリモート出演していました。同じくリモート出演のタレントたちと一緒にVTRを見るという、奇妙な試みがなされていたのです。

 また、4月19日放送の『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)では、内村光良を除くレギュラー出演者はそれぞれ自宅からの中継で出演。ただ、テレビ電話ではなく、あえて単なる“電話出演”にして、それぞれの音声をLINEのトーク画面のようにテンポよく表示する工夫をしていました」(同)

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