コロナ感染者受け入れの「アパホテル」元谷代表と安倍首相の“親密すぎる関係”の画像1
アパグループ本社(「Wikipedia」より/Shinmaebashi)

 政府は新型コロナウイルスの感染者拡大で、病床が足りず医療崩壊が起こりつつある状況を打開するため、軽症者はホテルなどで受け入れるよう都道府県に体制づくりを求めた。

 これを受けて全国でホテルを本格的に確保する取り組みが始まった。

 厚労省は地域の医師会など民間が協力する体制をつくる。指針では関連業者に対し、(1)連絡調整を担う責任者の選定、(2)協議体の設置、(3)従業員の指導の徹底を求めた。清掃の際には目の防護具や医療用のサージカルマスクの着用を義務付けた。ホテルには複数の民間業者が出入りするため、情報共有を怠ると、使われる前のシーツなどに触ってしまうことになりかねない。

 クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」では運用の誤りが感染爆発につながったとの指摘がある。軽症者を受け入れるホテルがクラスター(感染者の集団)発生の端緒にならないよう、万全な防止策を取る。

安倍首相からの軽症者の受け入れ打診を全面的に受け入れ

 アパホテル元谷芙美子社長(72)は4月6日、フジテレビ系の『直撃LIVE グッディ!』に生出演。政府から新型コロナウイルスの軽症の感染者を受け入れるよう打診を受け、全面的に受け入れると表明した。「日本最大のホテルチェーンとしてお力になりたい、お役に立ちたいという一心でございます」と説明。1棟貸しが前提で東京で3000室、大阪は1500室、名古屋350室、合計で5000室未満を提供できる準備ができているとした。

 元谷社長は「風評被害は受けております。キャンセルもございます」と苦しい胸の内も明かしたが、従業員からは賛同を得たという。「誰一人として社長の判断に反対する者がなく、この国難にあたり一致団結して乗り切りたい。今は大変ですけど、収まった先には、10年後、アパホテルが良い役割を果たしたという評価をいただけるよう頑張ります」と語った。

 アパホテル&リゾーツは4月10日、横浜市・みなとみらいの「アパホテル&リゾート・横浜ベイタワー」(2311室)と、さいたま市・大宮の「アパホテル・さいたま新都心駅北」(223室)をまるごと貸し出すと発表した。貸し出し期間はいずれも8月末日までを予定している。

 元谷社長は、派手な帽子や服でメディアに大量に露出して有名社長になった。夫はアパグループ代表の元谷外志雄氏(76)。安倍晋三首相の応援団「安晋会」の副会長でもある。ジャーナリストの田崎史郎氏が4月6日放送の『ひるおび!』(TBS)で、「安倍総理がアパホテルの経営陣に電話して、お願いしますと直談判」したと舞台裏を明らかにした。

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