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安倍首相“コロナ失態”連発、ついに菅官房長官が呆れる…定例会見も“投げやり”に

文=編集部
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国会 参院予算委員会(写真:つのだよしお/アフロ)

 新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか、毎日行われる菅義偉官房長官の定例記者会見は毎日行われている。

「会見での発言に気合が感じられない。『何で俺がこんなことに答えなきゃいけないのか』という本音が透けて見える」(メディア関係者)

 それは、安倍晋三首相が肝入りの“政策”で顕著だ。シンガーソングライターの星野源がインスタグラムにアップした動画「うちで踊ろう」にコラボするかたちで載せた安倍首相の動画に批判が殺到した一件では、4月13日の会見でこう発言。

「過去最高の35万以上もの『いいね』など多くの反響をいただいた」

 菅長官が安倍首相を擁護したと解説したメディアもあったが――。

「首相が国民に向けてメッセージを出すのに、ただ反響があったからいい、というものではない。さすがに菅さんも呆れているんだな、と感じた」(自民党中堅議員)

 全世帯に布マスク2枚を配布する「アベノマスク」に関するやりとりでもそうだ。不良品が問題になり納入業者2社が未配布分を全量回収する事態となったが、菅長官は24日の会見で、布マスク配布は「国民の不安解消の政策目的」だと従来からの答弁を繰り返し、配布中止など見直すべきではないかと問われると、「そうしたことは考えていない」の一言。政府の忠実なスポークスマンに徹しているといえば聞こえはいいが、「どこか投げやりな印象」(前出の自民党中堅議員)だった。

 安倍首相と菅長官の関係は、昨年来、微妙だ。きっかけは、昨年5月の改元で菅長官が「令和おじさん」として知名度を上げ、「ポスト安倍」にも名前が上がるようになったこと。安倍首相が菅長官への警戒感を強めるなか、小泉進次郎環境相が結婚相手の滝川クリステルさんを官邸で菅氏に紹介したことが、ひとつの決定打になった。当初、「進次郎氏が滝クリを安倍首相に紹介」と報じられたが、実際は菅氏の“ついでに”安倍首相に面会したもので、安倍首相が腹を立てていたという報道も出た。

変わる官邸内の力学

 しかし、そんな菅長官も、子飼いの2大臣、菅原一秀前経産相と河井克行前法相が公職選挙法違反疑惑で辞任したことで失脚。官邸内の力学が変わった。

「新型コロナの対応には、いまや菅さんはほとんど加わらず、旗振り役は今井尚哉首相補佐官です。全国の小中高校の一斉休校もアベノマクスもそうでした。それに、危機管理は官房長官マターなのだから担当大臣だって官房長官が就くのが自然なのに、西村康稔経済再生担当相になった」(自民党関係者)

 なかでも象徴的なのが、緊急経済対策のための補正予算案の最終調整という、政権にとって重要な場面に菅長官が加わっていなかったことだ。当初の「条件付き1世帯30万円給付」が盛り込まれていた108兆円の補正予算案は、安倍首相、今井補佐官、麻生太郎財務相、太田充財務省主計局長の4人で内容の詰めの協議が行われたという。

 首相と官房長官は「夫婦」に例えられるが、今の安倍政権は「官邸内別居」の状態。本来、総力戦で闘わなければならない国難を、そんなことで乗り越えられるのか。

BusinessJournal編集部

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