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渡辺陽一郎「いちばん詳しい『人気の新車』完全ガイドシリーズ」

トヨタの人気コンパクトカー「新型ヤリス」は“買い”なのか?購入時の確認ポイントとは

文=渡辺陽一郎/カーライフ・ジャーナリスト
トヨタの人気コンパクトカー「新型ヤリス」は買いなのか?購入時の確認ポイントとはの画像1
トヨタの「ヤリス」(「トヨタ ヤリス | トヨタ自動車WEBサイト」より)

どんなクルマなのか?

ヤリス」は国内で売られるトヨタ車の中心に位置づけられるコンパクトカーです。全長を4m以内に抑えた5ナンバーサイズのボディに、直列3気筒1Lと1.5Lエンジン、1.5Lハイブリッドを搭載しました。従来型は「ヴィッツ」と呼ばれましたが、現行型はプラットフォームなどを含めてクルマづくりを刷新したこともあり、海外と同じヤリスを名乗っています。

人気を得ている理由

 ヤリスは小型/普通車の販売1位を争う人気車です。人気を得た一番の理由は、2020年2月に発売された新型車であることでしょう。内外装のデザインに加えて、走行性能、衝突被害軽減ブレーキを作動できる安全装備、燃費まで、さまざまな機能を大幅に進化させました。

 しかも、ヤリスの属するコンパクトカーは好調に売れるカテゴリーです。従来型ヴィッツの登録台数も多く、新型ヤリスに乗り替えるユーザーも増えているため、人気車になりました。

気になる8つのポイントチェック&星取り採点

(1)居住空間の広さとシートの座り心地

★★☆☆☆

 前席は広く、シートの座り心地も快適です。後席は足元空間が窮屈ですが、座り心地は悪くないです。

(2)荷物の積みやすさとシートアレンジ

★★☆☆☆

 リヤゲートを寝かせたので、背の高い荷物は積みにくいです。荷室と後席のシートアレンジも単純です。

(3)視界や小回り性能など運転のしやすさ

★★★☆☆

 ななめ後方の視界は悪いですが、最小回転半径は4.8mから5.1mに収まり、小回りの利きは優れています。

(4)加速力やカーブを曲がるときの安定性

★★★★☆

 売れ筋の1.5Lエンジン搭載車は動力性能に余裕があり、プラットフォームの刷新で走行安定性も良好です。

(5)乗り心地と内装の質感などの快適性

★★★☆☆

 14インチタイヤは燃費重視で乗り心地が不満ですが、15インチと16インチは悪くないです。内装も上質です。

(6)燃費性能とエコカー減税

★★★★★

 WLTCモード燃費は1.5LノーマルエンジンのGが21.4km/L、ハイブリッドGは35.8km/Lと優秀です。

(7)安全装備の充実度

★★★★☆

 衝突被害軽減ブレーキは歩行者や自転車にも対応しています。直進時に加えて、右左折するときも作動します。

(8)価格の割安感

★★★★☆

 1.5LのGは175万6000円、ハイブリッドGは213万円です。安全装備なども充実させながら、価格は割安です。

選ぶときに確かめたい3つのメリット

・1.5Lのノーマルエンジンとハイブリッドは低燃費で、加速力に余裕があります。

・ステアリング操作に対する車両の動きが正確で、走行安定性も優れています。

・衝突被害軽減ブレーキ、後方の並走車両を検知する安全装備も用意されます。

後悔しないための3つの要チェックポイント

・後席の足元空間は従来型ヴィッツよりも狭く、長身の同乗者は窮屈に感じます。

・荷室の広さや後方視界など、日常的な使い勝手を確認してから選びましょう。

・エンジンは直列3気筒だからノイズが少し粗く、1Lのタイプはパワー不足です。

こんなユーザーにおすすめ

 後席はホンダ「フィット」や日産自動車「ノート」よりも狭く、天井が後方に向けて下降しているから乗降性も良くないです。荷室も狭めなので、ファミリーユーザーには不向きです。

 その代わり、前席の座り心地は快適で内装の質も高いです。走行安定性が優れ、1.5Lエンジン搭載車とハイブリッドは動力性能にも余裕があります。従って、2名以内の乗車で使えば高い満足感が得られます。クルマ好きのユーザーにも適しています。

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