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小林敦志「自動車大激変!」

新型ハリアー、ライズ並みのヒット車に?トヨタ系ディーラーが“ウハウハ”になる利益事情

文=小林敦志/フリー編集記者
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 注目すべきは、発表が4月だったが発売は6月頃というところ。仮に6月から発売となれば、発売日次第ということもあるが、予約受注車であっても納車は7月あたりがもっとも早くなり、その後は新型車のすでに“お約束”ともいえる納期遅延が発生すれば、本格的な納車は9月以降となる可能性が高い。

 季節が秋にもなれば、少々楽観的な考えにもなるかもしれないが、新型コロナウイルスの感染状況についてだけいえば、今よりは落ち着きを見せていることも十分考えられる。

新型ハリアー、ライズに匹敵するヒット車に?

 さらに、5月からのトヨタ全系列での全店全車種扱いスタートも、ハリアーの販売を後押ししていくことになりそうだ。新型ハリアーのデビューは全店全車種扱いスタートの“旗頭”的存在といってもいいだろう。今までハリアーを扱っていなかった、トヨペット以外の、トヨタ店やカローラ店、ネッツ店では、人気モデルを新規で扱えるのはウエルカムなのは当たり前。特に、顧客層の近いトヨタ店にとっては、ハリアーが扱えることはより歓迎することになるだろう。

 3代目がトヨペット店専売で月販目標2500台なので、全店扱いとなり、仮に月販目標5000台とすれば、年間目標販売台数は6万台となる。さらに、3代目では月販目標台数の1.6倍で販売台数が推移したことを考えると、年間販売台数で9.6万台、月販平均台数で8000台と換算することも可能となり、今大ヒットとなっている「ライズ」に迫る販売台数も期待することができるのだ。

 ハリアーがライズ並みに売れれば、ハリアーはライズよりはるかに台当たり利益も多いので、トヨタやトヨタ系ディーラーはまさに“ウハウハ”状態になるのも、決して夢物語ではない。

 歴代モデルの販売実績に裏打ちされた歴代モデルからの乗り換え客をベースに、新たにハリアーを購入してくれる新規客をどこまで上積みできるかが、カギを握ってくることになるだろう。

 社会状況は厳しさを増しているが、逆に感染予防の観点から、都市部でも通勤なども含めてクルマでの移動機会も増えており、クルマへの注目が高まってきている。基本的には新車販売も厳しい状況下にあるが、市場環境がまったくの絶望的なものともなっていないのである。

(文=小林敦志/フリー編集記者)

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