バンブーオーナー夫妻(野間口徹・仲里依紗)の助けもあり、ギリギリで選考会場に到着した音。審査員からは受験資格はないと言われるが、千鶴子と久志の助けで参加できることになり、見事に一次試験をパスした。

 帰り道で、久志から一次試験合格を祝福される音。話が裕一の相談に変わると、久志は「僕に任せて」と言い残して去っていった。数日後、音が帰宅すると、自宅の前に学ラン姿の大学生が数人いる。その正体は、久志に裕一を紹介された早稲田大学の応援部員だった。

山崎育三郎が演じる“プリンス”のモデルは?

 音の音楽学校の“プリンス”こと佐藤久志が登場すると、SNS上では、その美声や役どころを絶賛する声が多数上がった。何を隠そう、久志を演じる山崎育三郎は、正真正銘のミュージカル界のプリンス。「レ・ミゼラブル」をはじめとする数々のミュージカルに出演しているのだ。

 テレビドラマでは、『下町ロケット』(TBS系)で真野賢作を演じている。はじめは佃製作所で技術者として働いていたが、佃社長(阿部寛)への反発を繰り返し、ついには大きな裏切りを冒して会社を去るという役どころだった。薄っすらと、あのイヤ~な役を思い出した方もいるだろう。

 また、プライベートでは、舞台で共演した元モーニング娘。の安倍なつみと2015年に結婚。現在は2児のパパでもある。

『エール』の公式ホームページでは、久志は裕一の小学校の同級生で、のちに東京で歌手となり、裕一の曲を歌って人気となる人物、とだけ紹介されている。おそらくモデルは、作曲家の古関裕而、作詞家の野村俊夫の2人とあわせて「福島三羽ガラス」と呼ばれた歌手の伊藤久男だろう。今週は早稲田大学応援部と裕一をつなぐなど、久志は大きなキーポイントとなりそうだ。

 また、久志役の山崎のほかに、木枯正人役のRADWIMPS・野田洋次郎、音のライバルである夏目千鶴子役のミュージカル女優・小南満佑子なども、先週から登場している。さらに彩り鮮やかになった『エール』を楽しもう。

(文=安倍川モチ子/フリーライター)

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