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エイベックス松浦会長に偽装離婚&税逃れ報道…税務署次第で税法違反、刑罰の可能性も

文=編集部、協力=山岸純/山岸純法律事務所・弁護士
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 ここで「財産分与」の種類としては、本来の意味である「結婚している間に得た財産の清算」を意味するものや、「離婚原因を作った方が他方に支払う慰謝料」の意味を含むものがありますが、いずれにせよ「財産分与」です。

 次に、具体的な「財産分与」についてですが、たいていの場合、金銭に換算して「半分」となります。したがって、「結婚している間に増えた財産を金銭に換算して半分を渡す」のが通常の「財産分与」となります。

 ところで、このような通常の「財産分与」を受けた場合、贈与税がかかることはありません。しかしながら、どう考えても「財産分与」の額が大きい場合には、この通常の分を超える部分に贈与税がかかります。

 さらに、そもそも離婚自体がインチキであったり、存在もしない「慰謝料」として支払ったような場合には「財産分与」の額、全額に贈与税がかかります。

 松浦氏の場合、「妻と示し合わせた上で、自身の財産分与に関して、贈与税の支払いを迂回・回避するために離婚時の慰謝料を活用した」ことが真実であれば、相続税法違反として刑罰が科されることもあるでしょう(贈与税は相続税法にて規定しています)。

 たしかに「離婚が偽装であること」の立証は難しいかもしれません。しかし、「慰謝料の支払先口座」などはすぐに調査できますし、「金銭」が動けば必ず“跡”が残ります。税務署とすれば、この「お金の動き」が通常の「財産分与」を超えているかどうかを見極めればよいわけです。

 要するに、1000万円の「夫婦共有財産」がある場合において、大した理由もないのに離婚する際に900万円を支払っていれば、合理的経験則上、おかしな話となるわけです。

 あとは、「逃れようとした税金の額」が税務署が喜びそうな金額なのかどうかというところでしょう。

(文=編集部、協力=山岸純/山岸純法律事務所・弁護士)

 

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