激安のPB商品で利益が出るからくり

 自社・グループ工場で製造したプライベートブランド(PB)商品が業務スーパーの品揃えの中心だ。輸入先は40カ国に及び、ここ数年は中国以外の国から輸入を増やした。2019年の最大のヒット商品となったタピオカドリンクは台湾からの輸入だ。

 PB商品を超激安で売っても利益が出る仕組みになっている。19年11月~20年1月期の連結決算の売上高は前年同期比16%増の815億円、営業利益は34%増の56億円、純利益は32%増の35億円だった。売上高営業利益率は6.9%である。神戸物産の売上高の約9割は業務スーパー事業だ。グループ会社で農産物を生産、漁業や水産加工にも手を染めている。

 20年10月期通期の連結業績は売り上げが前期比4%増の3118億円、営業利益は16%増の203億円、純利益は10%増の133億円とする従来予想を据え置いている。下方修正とは無縁といっていいかもしれない。売り上げ、利益ともこのままいけば過去最高を更新する。新型コロナがもたらした、まとめ買いの特需は業績の予想に織り込んでいない。どこかで上方修正することになるかもしれない。

 今年後半にかけて既存店売上高の伸び率が鈍化する可能性はある。それでも地に足のついた商売を続ける限り、急激な落ち込みはないとみられている。

(文=編集部)

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