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さらに「駅前住宅・商業立地」向けの「新定番スタイル」ではメニューの種類は30プラスアルファで、客単価は830~850円程度、30~50円でトッピングメニューを充実しバリエーションを広げていく。家族などを意識した10人掛けのテーブルなども用意するという。
「ショッピングセンター・ロードサイド立地」向けの「テーブルスタイル」は、メニューを40種類、店舗の広さも60~70坪(60~80席)とかなり広めの店舗を展開。客単価も1000円以上を見込んでいるという。
さらに新業態として男性層のニーズを汲み、大盛りサイズを売りにした「燦々三かみ」や、女性で賑わう立地を狙いパスタ、スープ、焼き立てパンなどを売りにした「kakomi」などの展開も進めていくほか、テイクアウトの比率を拡大。冷凍食品の販売にも進出する。
さらに大幅なスクラップ&ビルドを行い、2021年3月期中に12店舗を閉鎖。回復が見込める店舗についてはリニューアルなどを進めていくという。
果たして6月の株主総会で大戸屋HD経営陣は、新しい経営施策でコロワイドの株主提案を押し返すことができるのか。6月の株主総会は目が離せない。
(文=松崎隆司/経済ジャーナリスト)