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新型iPhone SE、圧倒的な低価格&高性能&使い慣れた4.7インチの最強端末?

文=A4studio
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 最強のコストパフォーマンスの高さを備えた高機能・低価格な新型iPhone SEの登場で、スマホの世界シェアは変動するのだろうか。

「AndroidからiPhoneへの乗り換えには、使い勝手の違い、アプリやコンテンツによっては買い直しが必要になるなど、さまざまなハードルがありました。ですが、iPhoneが欲しいのに高くて手が届かなかったという人にとって、値段が安くなったのは大きいですね。通信事業者によるスマホの過度な割引が規制されたこともあり、新型SEをきっかけにAndroidからiPhoneに乗り換える層は増えるのではと予測しています」(山口氏)

 そんな新型iPhone SE、片手で操作できるサイズ感である4.7インチだが、ハイエンドモデルの大型化が進むなか、4.7インチを採用したのにはどんな意図があるのか。

「4.7インチのiPhoneは6、6s、7、8の4種類があり、iPhoneの中で最もユーザー数が多いんです。iPhone X以降のハイエンドモデルとは異なり、新型SEなら使い勝手が同じなので、乗り換え需要を意識したのでしょう。また、日本でiPhoneの人気を支えるのが豊富なケースです。4.7インチiPhone用のケースは多種類が流通しており、そういったアクセサリビジネスとの連携という面でも、新型SEはうまいところを突いていると思います」(山口氏)

売上の主力はスマホじゃなくなる? 経営方針転換の狙い

 山口氏は、「アップルは今後、ハイエンドモデルとミドルレンジモデルの差別化をより明確にしていくでしょう」と予測したうえで、今回の新型SE発売の裏には、アップルが経営方針を転換させていこうとする意志が見えると語る。

「iPhone XSの後継機はiPhone 11 Proという名前になり、文字通りプロ仕様のモデルとアップルは位置付けました。今後もブランディングを含めたハイエンド路線は明確に継続させていくでしょう。一方でアップルは“iPhoneのメーカー”というイメージから脱却を図り、今好調なワイヤレスイヤホンのAirPodsなどのアクセサリ事業、そして動画配信のApple TV+などのコンテンツプラットフォーム事業を、経営の新たな柱にしたいようです。

 そのためには、利益ベースのシェアだけでなく、台数ベースのiPhoneのシェアも重要です。このままでは勢いのある中国メーカーに次々と追い抜かれることは必至。そこで高機能・低価格の新型SEを投入することで、コスパ競争に参戦するという反撃ののろしを上げたのが現状です。

 新型SE発売に至るまでの近年のアップルの動きからは、経営面でアップルが“iPhone一本足打法”をやめようとしているのは明白です」(山口氏)

 新型SEの発売は、スマホ市場で再びシェア率王者に返り咲くための一手だが、シェア率を取り返そうとしているのは、スマホ市場に頼り切らないための布石ということか。アップルは青写真どおりに“iPhone一本足打法”から脱却できるのか、注目である。

(文=A4studio)

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