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“高い・遅い・面倒くさい”で苦境のサブウェイ、コロナ禍は復活のチャンスか

文=A4studio
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「幸い、新型コロナウイルスの空気感染は確認されていません。ネットを中心とした分析に定評がある中部大学教授の武田邦彦教授曰く、感染経路の8割は接触感染、2割が飛沫感染だと言います。喜ばしいことに、日本では接触感染を積極的に回避する意識が高まっています。問題は2割の飛沫感染を各外食産業がどうとらえるか、ではないでしょうか。

 たとえば、今では常識となったレジのビニールカーテンの設置、店員のマスク着用をより徹底させる必要がありますね。また、全スタッフの体温を消費者に提示させる、レジのこまめな消毒、キャッシュレス割引などで消費者との接点をなくす、ポテトはつまようじを開封して使えるようにする、ドリンクのストローは挿さない、ガムシロップやミルクの投入サービスはしない。こうした対応をしっかりアナウンスするなど、コロナ対策を徹底し、プラス消費者にきちんと対策を印象づけられたファストフードが集客を伸ばしています。今後はさらに、待合室のオープン化、来店のサーモグラフィー、靴の除菌、加湿器や換気システムの導入など、クリーンエア&非接触店舗が成功していく時代です」(平野氏)

 最後に、平野氏が考えるサブウェイが生き残る道とはなんなのだろうか。

「今後、外食産業の店舗は大きな業態転換が迫られるでしょう。一人一人の席の間隔が今までの倍は確保しなくてはならない。それはつまり、席数を半数にするということですから、同じ単価、同じ数量でも売り上げは半減するでしょう。これをテイクアウトでどう補うか考える必要が出てきます。その分、テイクアウトが主軸のサブウェイは一歩アドバンテージがある。ですから、この差を詰められないように“デリバリーサービス”に力を入れるべきでしょう。サブウェイはオフィスに隣接している店舗も多いので、いかに、オフィスに弁当的ポジションで商品を配達できるかも、大きなカギになるでしょう。味や値段よりも、まず安心、安全をどう訴求できるか? コロナ禍での外食チェーンの競争優位性は、ここにあると言えます」(平野氏)

 苦境に追い討ちをかけるような予期せぬウイルスの危機……。まさに風前の灯火といえるサブウェイだが、人々を呼び戻すにはいち早い、かつ大胆な安全・安心への徹底が急務なのかもしれない。

(文=A4studio)

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