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「イギリスがオリンピックを開催したいようだから 2021ロンドンでいいわ 何千億も使って その銭に群がるお友だちだけが得をする運動会は無駄の一言」
電通グループ内にも『絶対に開催する』という圧力が
今回の高橋氏の発言に対して、電通関連会社の社員は次のようにぼやく。
「日刊スポーツでも言及されていたように、大会が中止になることを懸念したスポンサー企業が、延期に伴う追加協賛金の負担をかなり強く拒絶しています。『電通さん、これで中止になったら詐欺ですよ!』なんてことも言われているようです。もし協賛金が集まらなければ、電通グループは巨額の赤字を抱えることになります。
それこそ、会社上層部は躍起になっていますよ。『東京五輪は絶対に開催する』『死ぬ気でやれ』と下に強力なプレッシャーをかけています。上層部には本気で『日本とは電通であり、電通は国家』だと思っている人たちがいます。高橋さんの話は、まさにその表れだと思いますよ。コロナ禍も終わっていません。ただでさえ、疲労が蓄積されている若い世代に五輪関係の仕事が集中しているので、過労死とか起きないといいのですが」
アスリートファーストはいったいどこにいったのだろう。なんのための五輪開催なのか、もう一度原点に帰って考えなおすことも必要かもしれない。
(文=編集部)