NEW
永田町の「謎」 現役議員秘書がぶっちゃける国会ウラ情報

河井案里&克行議員、逮捕直前に離党の裏事情…自民党幹部がリークか、党内で“邪魔者”扱い

文=神澤志万/国会議員秘書
【この記事のキーワード】

, , , ,

安倍首相にとって河井夫妻が“邪魔”になった理由

 ところで、10月に解散総選挙は行われるのでしょうか。解散は首相の専権事項なので、安倍晋三首相にしか決められません。永田町では「安倍さんは10月に解散総選挙をしたいらしい」という観測が広まっています。なぜなら、水面下ではすでに東京オリンピック・パラリンピックの中止はほぼ決まっており、「誰が発表するか」という責任のなすり合いが続いているらしいからです。

 安倍首相は悪者扱いされるのはごめんなので、自ら中止の発表はしたくないのです。そのあたりは大阪府の吉村洋文知事を見習ってリーダーシップを発揮してほしいところですが、優柔不断な安倍首相には難しいのでしょう。

 東京オリ・パラの中止を伝えるギリギリのタイミングが10月のようで、中止を発表する前に総選挙を行い、自民党が現状維持できれば、中止を発表して一時的に支持率が下がっても、政権は安泰です。そうなると、安倍首相は自民党総裁の4選も見えてきますよね。

 そのためにも、かわいがっていた河井夫妻が邪魔になってしまったのでしょう。理由はわかりませんが、検察は河井夫妻の逮捕に並々ならぬ力を注いでいます。単に「議員バッジをつけた人を逮捕したい」という以上の熱意があるようです。

 安倍首相は、お気に入りの黒川弘務・前東京高等検察庁検事長を検事総長に据えて河井夫妻の逮捕を避けようとしたのでしょうが、黒川氏の「マージャン辞任」で、それもダメになってしまいました。

 こうなったら、河井夫妻には議員辞職させないと党内の不満は消えません。特別定額給付金などの新型コロナウイルス対策も失敗続きで国民の不満が高まっていて、今後の選挙への悪影響も懸念されていますから、自民党のゴタゴタもしばらく続きそうです。

(文=神澤志万/国会議員秘書)

情報提供はこちら
『国会女子の忖度日記:議員秘書は、今日もイバラの道をゆく』 あの自民党女性議員の「このハゲーーッ!!」どころじゃない。ブラック企業も驚く労働環境にいる国会議員秘書の叫びを聞いて下さい。議員の傲慢、セクハラ、後援者の仰天陳情、議員のスキャンダル潰し、命懸けの選挙の裏、お局秘書のイジメ……知られざる仕事内容から苦境の数々まで20年以上永田町で働く現役女性政策秘書が書きました。人間関係の厳戒地帯で生き抜いてきた処世術は一般にも使えるはず。全編4コマまんが付き、辛さがよくわかります。 amazon_associate_logo.jpg