将棋棋士の森内俊之九段が6月16日にYouTubeチャンネルの開設を発表した。19日から動画を配信し、主に将棋とゲームをテーマにするという。

 森内九段はタイトル通算12期獲得の現役棋士で、同い年で国民栄誉賞受賞者の羽生善治九段とは長年ライバル関係にある。タイトル通算99期獲得の羽生九段に比べると実績は見劣りするが、こと名人戦においては無類の強さを発揮し、4連覇を含む通算8期獲得しており、羽生九段よりも先に「永世名人」の資格を得た。2017年には、芸術文化分野において優れた業績を挙げたとして、紫綬褒章を受章している。

 棋士として十分な実績を残す一方、多方面でも才能を示す。チェスやバックギャモンの世界大会に出場したほか、麻雀の腕前にも定評がある。クイズにも精通しており、テレビのクイズ番組で優勝するなど、博学で知られる。

 そんな森内九段がYouTubeを開設すると発表すると、インターネット上には驚きの声が噴出した。

「名実ともに棋界の頂点に君臨した男がまさかのYouTube参戦」

「永世名人がYouTuberになるなんて」

「衝撃で言葉を失いました」

「はるか遠くの雲上人が地上に降りていらっしゃった……ような気持ちになりました」

「森内先生がYouTubeとは…すごい時代になったもんです。早速チャンネル登録しました」

 わずか40秒ほどのチャンネル開設告知の動画で、本人は「森内チャンネルスタート!」の一言しか話していないが、ファンに与えた衝撃は大きいようで、一晩明けると動画の再生回数は約4万回、チャンネル登録者数も1万人を超えた。まだ何も始まっていない状態で、これだけの反響が起こるということが、森内九段のYouTube参戦がどれほど意外性のある出来事であるかを物語っているといえるだろう。

 森内九段は、棋士のなかでも特に物腰の柔らかい語り口と屈託のない笑顔が人気で、男女問わずファンが多い。19日から配信される動画によって、新たな将棋ファンを獲得するきっかけになる可能性もある。将棋界にとっても、今後の動向が気になるところだろう。まずは第1回目の動画に注目したい。

(文=編集部)

情報提供はこちら
RANKING
  • エンタメ
  • ビジネス
  • 総合