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地方銀行へ公的資金注入特例、経営責任問わず、返済無期限…究極のモラルハザード

文=編集部

 これら地銀には公的資金の再注入もあり得る。福邦銀行は株式を公開(上場)していない。

SBIの「地銀連合構想」が台風の目に

 SBIホールディングス(HD)は5月29日、子会社のSBI証券を通じ、福島県が地盤の大東銀行(福島県郡山市、第二地銀)の株式を取得すると発表した。議決権に占める比率は17%で筆頭株主となる。株式は大東銀の既存株主から譲り受けた。SBIは福島県では福島銀行に17%出資しており、「両行統合の布石」(有力地銀の頭取)と受け止められているが、果たしてそうなのか。

 SBIHDは「地銀連合構想」を掲げ、地方銀行・第二地銀に次々と出資してきた。島根銀行に34%出資したのを皮切りに、福岡県の筑邦銀行(地銀)、静岡県の清水銀行(地銀)に出資。大東銀が5行目となる。SBIの地銀連合構想は苦境に瀕した地銀の“駆け込み寺”の感がある。SBIHDの北尾吉孝社長は今後10行程度に拡大する方針だ。SBIHDが出資している地銀が地銀再編の台風の目になるのは間違いない。

(文=編集部)

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