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自民党「成長戦略・未来像」が「中高生の作文みたい」「ブラック小説」とネット上で話題に

文=編集部

 ところが、気がついたら、様々な業種の企業が地元回帰してきている。企業も、効率化は当然だが、それと同時に、サプライチェーンの弾力化やジャスト·インケースの供給源の多角化·多元化を図ってきた結果だ。やっぱり街に産業、仕事があるというのは素晴らしい。しかも、その仕事がリアルタイムで世界と繋がっているのだから、 エネルギッシュだ。

 その世界だが、 各国の自然災害発生情報がネットに犯濫している。自由、人権を求める人々のデモも頻発している。でも、この地域は、自治体、地域の組織が連携した統合型の防災の仕組みが充実しているし、もちろん、日本は、自由、民主主義、人権がしっかり守られている国、個人情報も自分のもの。日本人でよかったと思う。

 その日本は、「分断から協調へ」、環境問題やSDGS推進などの地球規模の課題で世界をリードすべきだし、国益を守るための経済安全保障の充実が必要だ。政治家には我が子達の笑顔が続くように、大局観をもって頑張ってほしい。そんなことを考えながらテレビを見ていたら、おっ国会中継。相変わらず立ったり座ったり、「大局観もって頑張る前に、国会のデジタル化進めた方がいいよな!!」とがっかりしながらチャンネルを変えたところに、「おばあちゃんからメール。今から来るって」と娘が教えてくれた。母は102歳の現役。現在も一人暮らし、買物は「ネット+小型自動配送ロボット」 で完結、 家事もサービス型ロボット。

 他方で、ここには、 素晴らしい医療·介護のネットワークとともに郵便局、 農協、社協、商工会、地域の見守り、サポートが充実している。そして、今日も、無人·自動の移動手段を自由自在に活用して、我が家に孫の顔を見にくるそうだ。病歴·受診歴薬の履歴、母の医療データは、マイナンバーのもとでしっかりと蓄積されている、いざという時にも迅速に対応できることが何よりも有り難い。 やっぱり令和の時代は圧倒的に便利で安心だ。

「いつから?」そうあのコロナとの戦いが転機だ。

「えっ、まじ、人類が火星に到達した!よし来年は家族で宇宙旅行しよう」

(引用終わり)

「中高生の作文みたい」

 Twitter上では、このショートショートのような夢物語に対し、以下のような反応が寄せられている。

「星新一的なオチが最後に欲しい、そしたら短編ブラック小説として完璧にキマる」(原文ママ、以下同)

「ちょっと目端のきく中高生の作文みたい」

「悪文の典型例として教材に使えそう」

「なるほどわからん (さっぱりわからん)」

 たしかに、中学校などでよく課題作文として書かされる「私の考える20年後の世界」を彷彿とさせる内容だ。平易にビジョンを伝えようという意図は感じるが、生活感あふれる設定と文脈に、多くの政治・経済用語を挿入しすぎていて伝わりにくくなっている。またどうして箇条書きではなく、唐突に独白形式にしてしまったのだろう。なぜこのような文章にしたのか自民党関係者に聞いたみたところ、次のように話した。

「え、誰がどう考えても完璧で素晴らしい未来じゃないですか。これでわからないというのなら、政務調査会担当者に次からイラストや漫画も挿入するように伝えておきます」

 国の特別定額給付金や持続化給付金の支払いが未だになく、困窮する人は日に日に増えている。一方で30日、国会議員に数百万円のボーナスが支給された。夢物語のディティールにこだわる政治と、国民の窮状の乖離は深まるばかりだ。

(文=編集部)

 

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