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東京都知事選、野党同士の命懸け“2位争い”熾烈化の呆れた理由…宇都宮健児vs山本太郎

文=編集部
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ダークホースは小野泰輔氏

 宇都宮氏は過去2度、都知事選に出馬している。いずれも共産と社民が支援しており、2012年は96万票、14年は98万票だった。これに立憲民主の票が上乗せされるはずなので、今回、宇都宮氏は100万票以上を獲得できる土台はある。

 一方、山本氏は2013年の参院選東京選挙区で66万票を獲得。19年の参院選では、れいわ新選組は東京での比例票が45万票だった。普通に考えれば宇都宮氏が山本氏を上回らなければおかしい。だから余計に枝野氏が焦るわけだ。

 有権者1100万人の東京都は圧倒的に無党派層が多いため、都知事選はどうしても人気投票の色合いが濃い。小池氏の次に知名度があるのは山本氏だろう。ただ、現職が圧倒的に優勢の選挙なので、投票率が下がる可能性が高い。三つ巴の激戦だった前回16年の投票率は59.73%。舛添要一氏が圧勝した14年は46.14%だった。今回は14年に近い投票率になることが予想される。そうなると組織票が重みを増す。つまり、投票率が下がると宇都宮氏のほうが山本氏より有利ということだ。

 もっとも、どちらも小池氏に負ければ、落選には違いないのだから、野党同士の2位争いなどに世間の関心はないが、敗戦の弁の舞台裏で微笑むのはどちらの陣営か。

 ダークホースは日本維新の会が推薦する前熊本県副知事の小野泰輔氏(46)。維新は19年の参院選東京選挙区で52万票を取り1議席を獲得している。宇都宮氏と山本氏の間に割って入る可能性がないとはいえない。

(文=編集部)

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