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本書を読んだ知人や、永田町時代の「小池先生」を知る人たちは、みんな「こんな人を、また都知事にしてはいけない」と声を揃えています。神澤も、かつての小池氏が「女性差別と戦っているように見せて、ほかの女性を潰す姿」を見ていたので、恐ろしいです。
元キャスターの優しい語り口でビジョンを聞かされると、バラ色の未来が待っているような気になってしまいますが、だまされてはいけません。そもそも、前回の選挙公約だった満員電車など「7つのゼロ」の大半は未達成ですよね。「ペットの殺処分ゼロ」は達成できているようですが、それは現場の獣医さんや行政の担当者、ボランティアの方々ががんばったおかげでしょう。
東京の感染者が再び増えてきたため、6月30日には新たなモニタリング項目を公表しましたが、数値的な基準は示されませんでした。これから専門家による分析が行われるとのことですが、数値が明示されていないのに、どうやって専門家が状況を判断するのでしょうか。耳障りがいいものの具体策がなく、責任逃れの最たる例だと思います。
このままでは「小池知事再選」の流れは止められないと思いますが、有権者のみなさんはぜひ投票に行って、自分が選んだ候補者の名前をしっかり書いてきてください。
(文=神澤志万/国会議員秘書)
『国会女子の忖度日記:議員秘書は、今日もイバラの道をゆく』 あの自民党女性議員の「このハゲーーッ!!」どころじゃない。ブラック企業も驚く労働環境にいる国会議員秘書の叫びを聞いて下さい。議員の傲慢、セクハラ、後援者の仰天陳情、議員のスキャンダル潰し、命懸けの選挙の裏、お局秘書のイジメ……知られざる仕事内容から苦境の数々まで20年以上永田町で働く現役女性政策秘書が書きました。人間関係の厳戒地帯で生き抜いてきた処世術は一般にも使えるはず。全編4コマまんが付き、辛さがよくわかります。

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