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室井佑月、今度はコロナ感染発生の病院を「責められるべき」「反省すべき」と批判し物議

文=編集部
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室井佑月氏のTwitterより

 あの人気コメンテーターの発言が再び物議を醸しているようだ――。

 新型コロナウイルスの感染拡大で3月にクラスター(感染集団)が発生した永寿総合病院の湯浅祐二院長が1日、記者会見を行い、「他の病院に比べて、新型コロナへの対処が甘い状況があった」「病院の責任者として深くおわび申し上げる」と謝罪した。

 湯浅院長の説明によれば、集団感染の起点となった患者は脳梗塞の診断で入院して発熱と誤嚥を繰り返していたため誤嚥性肺炎と診断されていたが、新型コロナの感染が判明し、他の入院患者でもPCR検査で陽性反応が出たという。

 また、入院患者の増加に伴い、血液疾患の患者を別の病気の患者と同じ病棟に入院させるケースが発生し、免疫が低下した血液疾患の患者に感染が拡大したという。

 会見は多くのメディアでも取り上げられたが、2日放送のテレビ番組『ひるおび!』(TBS系)では、その内容とともに永寿総合病院の看護師の手記も紹介。新型コロナへの恐怖から泣きながら防護服を着るスタッフや支えてくれる家族がいたこと、他の病院でクラスターが発生した際に同病院の看護師4人が志願して救援に行ったことなどが書かれていた。

 これを受けてコメンテーターの作家、室井佑月氏は「一言、言っていい?」「医療の現場の人たち、ましてコロナにかかった人たちは、被害者なわけだから責めてはいけないと思う。だけど、こういう美談を出してきて、個人は悪くないよ」と前置きした上で、次のように語った。

「病院はやっぱり熱が出た人がいたわけだから、こんなにコロナの患者を出しちゃったのは、やはり責められるべきで、反省、病院側経営者はすべきなんだよね」

 さらに紹介された看護師の手記についても「個人は悪くない」と前置きしつつ「なんかすり替えっぽく感じる」と語った。

 すると日本感染症学会専門医の寺嶋毅氏は「3月当時はまだ無症状でもうつすとは、わかってなかった」「どこでも起こり得たこと」と説明。しかし、室井氏は「でも、病院から広がるなんてことはやめてほしい」「もっと注意しなければいけなかった」と話した。

室井氏「番組がそういう作りになっていたので」

 この一連の室井氏に発言に対し、インターネット上では批判の声が広がったが、室井氏は2日、自身のTwitter上で次のように発言の真意を説明した。

「永寿総合病院にいて大変だった一部の人の話を持ってきて、病院で集団感染があった事実を美談にすり替えるのはやめろといいました。番組がそういう作りになっていたので」

「医療の最先端、現場にいる人たちを次こそ守るためには、そのとき大変な思いをされた人の話を前に出して(大変だったと思いますが)、そこであった話を美談にすりかえてはダメ。病院は徹底的に反省すべきだし、丁寧な検証が必要」

 しかし、その後もネット上では次のような声が上がっている。

「だから直すところは直して改善していけばいいだけで、責めるのはやめましょう。そういうつもりは無かったのしても、なんか攻撃的だと思う」(原文ママ、以下同)

「高慢な発言が医療従事の方にどれほど傷つけたか」

「まさか病院まで責めるとは・・・」

「私は、準医療従事者として、断固として、室井佑月さんとTBSを許す事ができません」

「彼女の言いたいことを理解してもなお、彼女を擁護出来ない」

「室井さんがおしゃるとおりですけど、彼らはコロナに対し、懸命に戦っていたのに病院関係者に責任を取れというのは可笑しいです」

「下手すれば、世界の医療機関を敵に回す発言です」

「室井佑月は被害者である病院を上から目線で攻撃して、それを批判されると被害者ズラするという」

 今回の室井氏の発言について、産業医は語る。

「永寿総合病院でクラスターが発生した3月の時点では、医療関係者の間でも新型コロナに関する情報が少なく、具体的にどのような対応をすればよいのか、その解が確立されていませんでした。そのなかでどんどん患者が増えて、特に都内では多くの病院で医師や看護師などが自身も感染する恐怖と戦いながら精神的に追い込まれた状態で、必要な医療物資が不足するなかで長時間勤務を強いられるケースも多かった。

 さらに永寿総合病院は地域密着型の病院として知られており、来院する人や入院する患者も増えており、現場もかなり混乱していたといわれています。もちろんクラスターが起きた原因についての検証は必要ですが、今の段階で特定の病院を名指しして“責められるべき”“反省すべき”というのは、ちょっと違うのではないかと違和感を感じます」

5月にもマスクめぐる発言が騒動に

 室井氏といえば、5月にもネット上でバッシングを浴びる出来事があった。

 フィギュアスケート選手の羽生結弦が愛用していたことでも知られる“日の丸マスク”の製造元であるメッシュ素材メーカー、くればぁが、同商品の製造を休止。政府からの要請を受けて同商品を生産しているとの誤った情報が広がったことが原因だったが、その誤情報を信じた室井氏が、「これを作るのに、コストどのくらいあがったんだろう。こんなことより、枚数だろうに」とツイート。ネット上で室井氏への批判の声が広がり、室井は以下のようにTwitter上に投稿していた。

「この件に関して、あたしが一瞬でも間違ったツイートを流し、その後、謝罪し訂正したのだけど、結構な量のお詫びしろ、という意見が来ます。具体的に明日、弁護士に(旦那だけど)相談します。あたしがやったことの謝罪として(削除・訂正・謝罪はした)適切なのはどのようなものかを」

「ちゃんと謝る方法を今、考えてますから」

「あたし、訴えられてないですが。自分の悪かったという気持ちを、どう相手に示したらいいか、相手のいることなので考えているだけです」

 人気コメンテーターとしてその発言が注目される室井氏だけに、影響力が大きいようだ。

(文=編集部)

BusinessJournal編集部

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