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熊本豪雨、ボランティア学生がテレ朝報道を否定し波紋「こんな風に書かれるのは残念」

文=編集部
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 物資の配布活動をはじめたところ、アパート2階にお住まいの高齢者の方々が階下や道路に泥が堆積し、外に出ることができずに困っていらっしゃいました。そこで、ポリタンクの水を一軒一軒配布しました。その際、生徒たちは泥だらけになりながら、野球部が持ってきていたグラウンド整備用のトンボを使い道路や通路の泥をかきました。

 そうしたなか『うちも手伝ってほしい』とお声がかかり、他の場所でも片づけ作業をお手伝いしていました。最終的には地元消防団の方々も協力してくださり、活動が広がっていったという状況です。

 いずれにしても、生徒が怪我をするようなことは絶対にあってはなりません。職員一同、生徒の安全第一で、細心の注意を払いながら本日(8日)もボランティア活動を続ける予定です」

 西日本豪雨時の倉敷市真備地区では、孤立集落にならなくても、多くの自家用車が流されたり、泥につかったりして、住民たちの移動の足を奪った。足腰の弱い高齢者は移動手段がなければ、泥が堆積し、流木や瓦礫が散乱する道を歩くのは難しく、公共機関の飲料水や生活必要物資の配布場所に行くことすら困難だった。また避難所に行く時間がなく、垂直避難するしかなかった住民は自宅で取り残されてしまうことも多く、同校のボランティアのようなきめ細かい支援物資配布は重要だ。

 被災地で伝えるべきニュースはなんなのか。被災地で起こった現象や事象を単に報じるのではなく、被災者が今、何を求めているのかを継続して報道する必要がある。

(文=編集部)

 

BusinessJournal編集部

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