「泣き出す社員も」ナベプロ社内が殺伐、鬼畜セクハラ元常務を解雇せず、被害者は退所の画像1
ナベプロが入居するビル(「Wikipedia」より/Kentin)

 大手芸能事務所ワタナベエンターテインメントの常務取締役だった大澤剛氏が、自身がプロデュースした20代男性アイドルのAさんにセクハラしていたと6月に「文春オンライン」が報じた騒動は、芸能界に大きな衝撃を与えた。同社は、中山秀征や恵俊彰、ネプチューン、立川志らく、イモトアヤコ、柏木由紀(AKB48)、志尊淳など多くの人気タレントが所属する老舗プロダクション。芸能界でも強大な力を誇る。

 大澤氏は社内外で知られた名物広報マンで、表向きの仕事は、所属タレントへの出演依頼をさばくことだった。

「例えばある媒体が、ナベプロの所属タレントに登場してもらいたいため、大澤氏に企画書を送ります。大澤氏は初めこそ『いいよ』と受ける意向を示すけど、状況が変わると『それ、もういいでしょ』とばっさり断ることもしばしばです」(出版関係者)

 裏の顔は、所属タレントのスキャンダル対応だ。最近では、志らくの妻の不倫報道を鎮火してみせた。

 だが、皮肉なことに今回は自身が文春砲を被弾。その内容が強烈すぎた。大澤氏はAさんに「明日なめて欲しいなぁ」「ひっつきたかったなぁ」などとLINEのメッセージを送り、不適切な画像も添付されていたという。タレントの活動を支えるべき芸能事務所の幹部が、自身の力を悪用してタレントにセクハラ行為をしていたわけだ。Aさんは「文春」の取材に対し「これ以上、僕と同じような被害者が出てほしくない。何より大澤さんには、僕が何に傷つき、怒っているのかをわかってほしいです」と主張した。

 前代未聞のスキャンダルに、ナベプロは大混乱に陥った。

「看板タレントの中山さんはAさんから事前に、セクハラの被害を相談されていたと聞きます。当然、中山さんもひどい実態に言葉を失ったそうです」(テレビ局関係者)

「文春」の一報を受け、ナベプロは緊急会議を開いたという。

「大澤氏はもともと、社内外に敵が多かったんです。なので今回の一報を受け、中堅社員は『大澤さんを辞めさせるべきでは』と社長ら幹部に直訴したみたいです。でも、幹部は大澤氏の手腕を買っていました。彼は社内の機密情報を熟知しており、退社させるとなればその情報漏洩も怖い。処分に迷ったようです。社内は殺伐とした雰囲気になり、泣き出す社員も出たといいます」(同)

 結局、激論の末、ナベプロは大澤氏を常務取締役から解任。停職処分を下した。Aさんはひと足早く、今年頭にはナベプロを退所していたという。現在、社内では大澤氏は“いなかった”ことになっているという。ちなみに大澤氏が担っていた広報職も、すでに後任がつけられている。

(文=編集部)

 

関連記事

プレスリリース入稿はこちら サイゾーパブリシティ