
算数の力の基準となる「計算力」
「新型コロナウイルス」の影響の下、各ご家庭においてお子様の学習のご様子(行っている、行っていないも含め)をご覧になる機会は、例年以上に増加したのではないでしょうか。少しずつ普段の状況に戻りつつも、「テレワーク」の増加等お子様の学習の機会を目にすることは今までよりも多くなることと思います。特に中学受験をお考えのご家庭においては、行っている行っていないだけではなく、「中身」についても知っておきたいものです。
そこでその「中身」の中から、ご家庭でもできる確認・チェック事項やお子様へのアドバイス項目、親子の対話の一つにでもしていただきたい「ネタ」等をお伝えできればと思っています。あくまでも「中身」についてということで、「モチベーションアップ」等の精神面のことではございませんのでご理解ください。
よく中学受験の算数の力は「計算力」の有無であるといわれます。もちろんそれだけではありませんが、大きな比重を占めていることは間違いありません。また保護者の方が考えている以上にお子様方(特に低学年)は「計算力」の有無を、算数のできるできないの判断基準(相対評価)としているように感じます。
それでは「計算力」とは何をさすのでしょうか?
中学受験においてもとめられる「計算力」とは、そろばん的暗算のような瞬発力のみのことではありません。もちろん一定の技術やある程度のスピードは必要です。それら以上に必要なのが、知識として取り入れた方法を利用しながら計算するといったことで、この知識の利用状況を確認チェックしてあげてほしいと思います。
親子の会話の中での計算知識
ご家庭でできる計算知識としての手始めは、いきなり計算問題を与えドリル的計算の量を増やすことではありません。特に低学年のお子様はまだまだ計算技術を習得している最中で、学校でも塾でもその手習いが最優先となっていることと思います。ご家庭ではその手習いの量を増やすこと以上に、会話の中で計算に関する知識を取り入れてほしいと思います。
以下、初期段階(主に低学年)でできる親子におけるやりとりの例です。
・(料理のお手伝いの場面で)
母「計量カップには1L(リットル)=1000mL(ミリリットル)ってかいてあるね。この計量カップの半分まで牛乳を入れてね。何L入った?」
子「0.5L=500mLってかいてあるところまで入ったよ。」
母「正解!」 →単位換算
・(食事前)
母「お父さんにはAちゃんの2倍のご飯をよそってね。」
子「だいたいこのぐらい?」
母「ちょっと少ないかな。Aちゃんのお茶碗2杯分になるようにすればOKよ。」
子「じゃあ、私のお茶碗によそった量をもう一回やればいいね。」
母「正解!」