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坂道グループ、バラエティで大活躍確実の新人5人…バナナマン設楽統も苦笑する“クセモノ”

文=上杉純也/フリーライター
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弓木 奈於(「坂道研修生オフィシャルサイト」より)

 4月第1週放送の『乃木坂工事中』、『欅って、書けない?』、そして『日向坂で会いましょう』(いずれもテレビ東京系)にて、乃木坂46、欅坂46、日向坂46に加入する新メンバー計14人の紹介が行われた。だが、残念なことに、その直後から新型コロナウイルス感染拡大の影響で、番組はスタジオ収録からリモート収録へと切り替えざるを得なくなった。また、欅坂46においては、今年10月をもって活動を休止し、その後、改名して再出発を図ることが発表させている。

 アイドルたちにとっても、今年は活動が難しい状況にあるといえるが、今期加入した新メンバーのうち、バラエティの素質が見込まれて、今後番組で大いに活躍する姿が期待できる新メンバー5人をピックアップした。その魅力を紹介しよう。

乃木坂46の要注目新人2人

 まずは乃木坂46から見ていこう。乃木坂46に加入した新4期生は5人。そのなかからまずは最年長の弓木奈於(21)を選んでみた。京都府出身の“はんなり京美人”な彼女の最大の特徴は家族構成だろう。なんと兄弟が3男4女の次女という“大家族”。まずこれだけでも、もうトーク番組では鉄板である。

 そして、その大家族にあって、おばあちゃんと2人で食事担当だったというから、かなりしっかりしていると思いきや、番組内でのMCのバナナマンとのトークでは“ポンコツ”な感じがチラホラと見受けられる。大家族だから1回の食事には大量のごはんを炊く必要があるのはわかるとしても、彼女いわくそのときは「炊飯器でまず1回6合炊いて、それがなくなったら、追い炊きしてもう1回、6合炊きます」。

“追い炊き”というのは普通、お風呂を沸かし直す際に使う用語だが、「弓木家では追い炊きといえば、ごはん」になっていると言う。

 さらに晩ごはんの仕方も変わっていて、その説明をするときも「1部と2部と3部があって……」と、まるでアイドルの握手会みたいな言い回しなのである。

 この独特のワードセンスと、トーク番組ではもはや外さない“大家族ネタ”で、この番組だけでなく、他のバラエティ番組でもまずは見せ場をつくってほしい。

 乃木坂46からは、もう1人。神奈川県出身(兵庫県生まれ)の林瑠奈(16)だ。とにかく存在自体が“トリッキー”なのである。事実、彼女の昔の写真として、12歳のときにイチゴを口いっぱいにほおばっている1枚が出たのだが、これを見たキャプテン・秋元真夏(26)が「これは何のときの(写真)?」と聞くと、その答えは「多分、こういうポーズをしているとき」と、かなりの変化球の返しだったのだ。

 さらに、この写真から「昔から髪は短かったの?」と、彼女のチャームポイントであるショートカットについて触れると、「けっこう好きな芸能人さんとかが短い方が多くて、それでマネして切って、みたいな」という答え。見逃せないのは、ここからさらに突っ込んだバナナマン・設楽統の「当時は誰が好きだったの?」という質問への、こんな回答である。

「このときは誰も好きじゃなかった」

 このまさかの珍回答に、さすがの設楽も「アイツ、反抗的だな!」と苦笑&お手上げ状態になったほど。まさに“クセもの”なのである。

 そしてそのクセものぶりエピソードは、まだ続く。なんとコンビニやファミレスなどに行っても“店員さんと話せない”というのだ。しかも大人になった今も、である。本人いわく「人見知りみたいな感じで、店員さんだけ無理」らしく、店員さんとのやり取りはすべて友達に任せているか、多少離れていてもセルフレジのあるお店まで行ったりしているという。

 商品とお金を友人に渡して買ってきてもらうことも数知れず。これはもう単なる変わりもの以上の存在である。これまでの乃木坂46にはない強すぎる個性が、バラエティで“ハネる”日は近い。

欅坂46から2人

 続いては欅坂46だ。新2期生が6人加わったなかから、2名選んでみた。

 1人目は兵庫県出身の増本綺良(18)である。まず目立つのはなんといっても“きら”という名前である。この特徴的な名前だけで他の出演者から名前の由来などでイジってもらえるからだ。

 そして本人は自覚していないようだが、どうやら“天然”。初登場時に番組MCのハライチ・澤部佑から好きな芸人を聞かれると「どこまでが芸人さんなのか、わからなくて」と言いつつも、口にしたのは「(オードリーの)春日(俊彰)さん」。まごうことなきドストライクの芸人だったからだ。

 直近のリモート収録された回でも、こんなことがあった。解答者となった1人のメンバーに対し、“ラジオ”というワードを答えさせるためのヒントを出す役だったのだが、増本は「作業」という謎ワードを発したのだ。たとえば、“深夜”とか“ハガキ”といったヒントを出して、答えを導かせるところだが、なぜ「作業」という言葉を選んだのか。

 本人いわく、“作業のお供”と言いたかったようだ。「“ながら”で聴くから」と説明していたが、あまりにもヒントとしては難しすぎると周囲を笑わせた。

 こうした天然な部分は、バラエティのみならず多くの場面で存在感を放つための最大の武器となる。そして突然“化ける”ことがある。今後に期待したい。

 欅坂46からの2人目は、大沼晶保(20)だ。静岡県の田舎のほうの出身で父親が漁師をしているというだけで、まず面白い。ロケにも行けるだろう。注目したいのは、“自分が思う自分の性格”だ。

「ウサギとパクチーを合わせたような性格」と自身を分析したのだが、ウサギに関しては「友達からよくウサギっぽいねと言われる」からとの説明に納得できるものの、パクチーとはなんなのか。どうやら、パクチーのように彼女自身もクセが強いということらしい。

 そのクセの強さのひとつが、パスタの食べ方だろう。他人には理解されない変なこだわりがあり、麺に何も味付けしないでそのまま食べるのが一番好きだという。

 年齢的にはグループの中でもお姉さん的立場で、おしとやかなイメージがあるが、要はびっくりするぐらいの“不思議ちゃん”なのである。

 そして、そのクセの強さは、運動面でさらに発揮されることになる。番組の体力系対決企画で、取り柄だという反復横跳びに挑戦したのだが、スタートのポジショニングでMCの2人も残りのメンバーも騒然となった。なんと脚を大きく開き、腰の位置をかなり落としたスタイル(要はお相撲さんの仕切りに近い感じ)で、若い女性的に「それ、大丈夫?」と思ってしまうポーズだったのだ。

 欅坂46で運動企画といえば、1期生にその独特な走り姿で“尾関スタイル”と呼ばれ、一世を風靡した尾関梨香(22)がいる。対する彼女はまさに“大沼スタイル”。そこから繰り出した反復横跳びは確かに速かった。学生時代に打ち込んだテニスは県大会レベルということなので、運動神経はかなりいいのだが、それ以上に動きのクセが強くて、身体能力の凄さを忘れてしまうほどだった。それでも、その不思議ちゃんぶりとクセの強さはバラエティ的にツッコミどころ満載。大きな武器である。

日向坂46、極めて珍しい鳥取出身アイドル

 最後は日向坂46。新3期生3人のなかから選んだのは、山口陽世(16)だ。「砂丘の中からこんにちは」というキャッチフレーズからもわかるように、鳥取県の出身。鳥取県出身の芸能人は、かなり珍しいのではないか。筆者がすぐ思い浮べられるのは、現在フリーアナウンサーの上田まりえ(33)くらい。これでもう芸能界の鳥取枠を獲得したといってもいいのである。

 さらに強烈なのは、特技だという野球の腕前だろう。番組でMCのオードリー・春日俊彰とキャッチボールをしてみると、捕るのも上手ければ投げてもスナップの効いたなかなかの投球ぶり。最後に春日を座らせて本気の投球を3球披露すると、151センチの小柄な身体から放たれた速球は、うねりをあげて春日のキャッチャーミットへ。しかもダイナミックかつキレイな投球フォームから繰り出されたその球速は、初球71キロ、2球目78キロ、そして最後はジャスト80キロを計測。徐々に球速を上げていくという、圧巻の投球ぶりだった。運動神経抜群の春日が3球とも弾いて捕球できなかったほどだ。

 プロ野球の始球式を目指して野球に力を入れている番組としては、まさに期待の即戦力ルーキーなのである。加えて、最近のリモート学力テストの回では、“おバカ”なことがバレてきているので、そちら方面での活躍も期待できそうだ。

 各グループの冠番組を筆頭に、バラエティ番組ではまずこの5名に、ぜひ注目してみてほしい。

上杉純也/フリーライター

上杉純也/フリーライター

出版社、編集プロダクション勤務を経てフリーのライター兼編集者に。ドラマ、女優、アイドル、映画、バラエティ、野球など主にエンタメ系のジャンルを手掛ける。主な著作に『テレビドラマの仕事人たち』(KKベストセラーズ・共著)、『甲子園あるある(春のセンバツ編)』(オークラ出版)、『甲子園決勝 因縁の名勝負20』(トランスワールドジャパン株式会社)などがある。

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