そして、そのクセの強さは、運動面でさらに発揮されることになる。番組の体力系対決企画で、取り柄だという反復横跳びに挑戦したのだが、スタートのポジショニングでMCの2人も残りのメンバーも騒然となった。なんと脚を大きく開き、腰の位置をかなり落としたスタイル(要はお相撲さんの仕切りに近い感じ)で、若い女性的に「それ、大丈夫?」と思ってしまうポーズだったのだ。

 欅坂46で運動企画といえば、1期生にその独特な走り姿で“尾関スタイル”と呼ばれ、一世を風靡した尾関梨香(22)がいる。対する彼女はまさに“大沼スタイル”。そこから繰り出した反復横跳びは確かに速かった。学生時代に打ち込んだテニスは県大会レベルということなので、運動神経はかなりいいのだが、それ以上に動きのクセが強くて、身体能力の凄さを忘れてしまうほどだった。それでも、その不思議ちゃんぶりとクセの強さはバラエティ的にツッコミどころ満載。大きな武器である。

日向坂46、極めて珍しい鳥取出身アイドル

 最後は日向坂46。新3期生3人のなかから選んだのは、山口陽世(16)だ。「砂丘の中からこんにちは」というキャッチフレーズからもわかるように、鳥取県の出身。鳥取県出身の芸能人は、かなり珍しいのではないか。筆者がすぐ思い浮べられるのは、現在フリーアナウンサーの上田まりえ(33)くらい。これでもう芸能界の鳥取枠を獲得したといってもいいのである。

 さらに強烈なのは、特技だという野球の腕前だろう。番組でMCのオードリー・春日俊彰とキャッチボールをしてみると、捕るのも上手ければ投げてもスナップの効いたなかなかの投球ぶり。最後に春日を座らせて本気の投球を3球披露すると、151センチの小柄な身体から放たれた速球は、うねりをあげて春日のキャッチャーミットへ。しかもダイナミックかつキレイな投球フォームから繰り出されたその球速は、初球71キロ、2球目78キロ、そして最後はジャスト80キロを計測。徐々に球速を上げていくという、圧巻の投球ぶりだった。運動神経抜群の春日が3球とも弾いて捕球できなかったほどだ。

 プロ野球の始球式を目指して野球に力を入れている番組としては、まさに期待の即戦力ルーキーなのである。加えて、最近のリモート学力テストの回では、“おバカ”なことがバレてきているので、そちら方面での活躍も期待できそうだ。

 各グループの冠番組を筆頭に、バラエティ番組ではまずこの5名に、ぜひ注目してみてほしい。
(文=上杉純也/フリーライター)

RANKING
  • エンタメ
  • ビジネス
  • 総合

関連記事