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永田町の「謎」 現役議員秘書がぶっちゃける国会ウラ情報

アベノマスク8000万枚“押し付け”の税金無駄遣いに永田町も騒然…9月の解散総選挙は消滅か

文=神澤志万/国会議員秘書
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 2つ目は、国民全員に支給される「特別定額給付金」です。令和2年4月27日の「基準日」以降に亡くなられた方が世帯主かどうかで受給できないのは、とても不公平ですよね。

 世帯主でない方が亡くなった場合、世帯主は亡くなった方の給付金も受給できますが、世帯主が亡くなられた場合は、その世帯に支給されないのです。これについて、総務省は「世帯単位での支給なので、世帯主が亡くなって世帯が消滅すれば支給されないのは当然」との説明ですが、それってどうなんでしょうか。

 また、この基準日の対応に自治体によってばらつきがあるのも問題です。基準日にはご存命だったのに、自治体の申請書類発送が遅れて書類が届く前に亡くなった方が権利を失うケースもあり、ご遺族から相談を受けましたが、なかなかお力になれません。

 もうひとつ、「小学校休業等対応支援金」の問題もあります。会社員の半額とはいえ、フリーランスの方も補償の対象とされましたが、政府は「フリーランス」の定義を間違えているように思います。

 フリーランスとは、組織に所属せず、自身の能力を活かして仕事する道を自ら選んだ人たちのことだと、神澤は理解しています。それなのに、補償を受けるには企業との契約書の提示が求められます。契約書を交わさずに仕事を請け負うことも多いフリーランスの性質上、実際にこの制度で支援を受けられるのは、フリーランス全体の5%と言われています(全国商工団体連合会調べ)。

9月の解散総選挙は消滅か

 このような実態にそぐわない制度を創設し、「休業支援やってるぜパフォーマンス」を行っているのが、現在の安倍政権なのです。しかし、これは政権が変わったら改善されるとも言えないと思います。霞が関のお役人たちがもっと国民目線にならない限り、どんなに政治家が素晴らしい政策を提示しても、それを具体化する官僚たちに理解力が足りない現状では、何も変えられないと思います。

 つまり、柔軟性が必要なんですね。そして、柔軟性にはマンパワーが必須です。多くの問題を改善し、実態に沿った制度に変わっていくように、みなさんもあきらめずに声を上げ続けてほしいと思います。

 その声を上げる方法のひとつが、総選挙で衆議院議員を選ぶことだと思います。選挙はいつになるのでしょうね。まだ断言はできませんが、神澤的には9月の解散総選挙の可能性はなくなったかなと感じています。

『国会女子の忖度日記:議員秘書は、今日もイバラの道をゆく』 あの自民党女性議員の「このハゲーーッ!!」どころじゃない。ブラック企業も驚く労働環境にいる国会議員秘書の叫びを聞いて下さい。議員の傲慢、セクハラ、後援者の仰天陳情、議員のスキャンダル潰し、命懸けの選挙の裏、お局秘書のイジメ……知られざる仕事内容から苦境の数々まで20年以上永田町で働く現役女性政策秘書が書きました。人間関係の厳戒地帯で生き抜いてきた処世術は一般にも使えるはず。全編4コマまんが付き、辛さがよくわかります。 amazon_associate_logo.jpg
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