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黒田尚子「『足るを知る』のマネー学」

マイナポイント手続き“わかりにく過ぎる”…別の決済サービスに変更不可、賢い家計管理法

文=黒田尚子/ファイナンシャルプランナー

 とにかく、自分がお金を使うシーンを想定して、最も有利なキャッシュレス方法を絞ってみよう。いろいろな種類を持っていたほうが、ポイントを取りこぼしにくいのは確かだが、多少おトクだからといって支出を増やしていては、家計管理を面倒にするだけでなく、節約にもつながらない。

 筆者がマイナポイントの手続きを早々に決めたのも、すでに頻繁に利用する決済方法が絞られているからである。大盤振る舞いの特典があるからといって、自分がまったく使わないであろうキャッシュレスを選択するつもりはない。

(2)使い過ぎ防止はいったん生活費を現金化することで解消

 前述の通り、使い過ぎてしまうのは手元の現金が減っていかないからである。そこで、公共料金など口座引き落とし分を除き、毎月の生活費をいったんすべて現金化し、食費や日用雑貨費など、それぞれの費目に袋分けする。そしてキャッシュレスでお金を使った場合、そのお金を使ったものとして、別の袋に分けてしまう。要するに、どのキャッシュレスを使っても、計上するのは「使った日」にして、使える現金を減らしていくのがポイントだ。

 アナログな方法だが、キャッシュレスによるポイントは稼げるし、分かりやすい。お金が減っていくのが目に見えるので節約の意識も強まりやすい。いちいち、口座から現金を引き出す手間が面倒だという人は、「後払い(ポストペイ)」ではなく、デビットカードのように「即時決済」のキャッシュレスを選ぶ方法もある。

(4)こまめに管理して支出を“見える化”する

 家計簿アプリに連動するデータはそれを活かしつつ、自動的に記録されない支出や現金で支払った分はこまめに入力。クレジットカードの明細もチェックするなど、とにかくお金を使ったら記録することだ。

 多少、残高が合わなくても「不明金」などとして仮に計上しておき、判明した時点で記録を修正するなどして、とにかく支出を“見える化”するようにすることが肝心である。

 現金でもキャッシュレスでも、決済方法が変わっても、家計管理の方法は同じ。収入に対して、何にどれだけお金を使ったかを支出を把握すること。それを振り返って、家計のムリ・ムダなど問題点や改善点を検討することである。

 そして、家計管理を行うのは、それぞれライフプランに応じてお金を貯める必要があるからだ。これが実行できるよう、それぞれのご家庭のライフスタイルに応じた家計管理法を見つけていただきたい。

(文=黒田尚子/ファイナンシャルプランナー)

黒田尚子/ファイナンシャル・プランナー

黒田尚子/ファイナンシャル・プランナー

 1969年富山県富山市生まれ。立命館大学法学部卒業後、1992年、株式会社日本総合研究所に入社。在職中に、FP資格を取得し、1997年同社退社。翌年、独立系FPとして転身を図る。2009年末に乳がん告知を受け、自らの体験から、がんなど病気に対する経済的備えの重要性を訴える活動を行うほか、老後・介護・消費者問題にも注力。聖路加国際病院のがん経験者向けプロジェクト「おさいふリング」のファシリテーター、NPO法人キャンサーネットジャパン・アドバイザリーボード(外部評価委員会)メンバー、NPO法人がんと暮らしを考える会理事なども務める。著書に「がんとお金の本」、「がんとわたしノート」(Bkc)、「がんとお金の真実(リアル)」(セールス手帖社)、「50代からのお金のはなし」(プレジデント社)、「入院・介護「はじめて」ガイド」(主婦の友社)(共同監修)など。近著は「親の介護とお金が心配です」(主婦の友社)(監修)(6月21日発売)
https://www.naoko-kuroda.com/

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