高橋祐介「楽しいゲームの話だけさせてくれ」

『フォールガイズ』『カニノケンカ』ヒットの予感…気軽さ&荒唐無稽さ、やみつきに

 ここまで読み進めて、なんとなく人気テレビ番組『SASUKE』や、そのルーツとなった『風雲! たけし城』を思い出した方もいるかもしれません。ご存じの方も多いように、これらの番組は海外での人気も高く、また『Wipeout』など、コンセプトの似た番組が作られたりもしています。ああいうノリが世界共通で、しかもゲームでもウケたことはちょっと意外ですが、どこか納得でもありますよね。

 競技の内容も「チームでの大玉転がし」「ステージ上で回転する棒を避け続ける」「しっぽの奪い合い」など、とても単純ですが、だからこそ遊びやすく、他のプレイヤーを妨害して楽しんだりもできます。かつてファミコンキッズだった世代の方は、『アイスクライマー』や『ダウンタウン熱血行進曲』を60人同時プレイするような状態を想像してみてください。おおむねそれで合っています(笑)。

 さすがに60人対戦だけあって、最後まで勝ち抜くのはなかなか難しいのですが、参加者が多いだけに各ラウンドを突破することはさほど大変でもなく、初心者が最終ラウンドまで生き残れることも珍しくはありません。しかも最終ラウンドまで遊びきっても所要時間は10~15分ほど。本当に気軽に遊べるゲームなのです。

 今ならゲームを購入しなくとも、PS Plusに1カ月加入するだけでもプレイできるので(2020年8月31日中に加入すれば、加入期間中は遊び放題)、「家にPS4はあるけど、最近あまり遊んでないなあ」なんて方にはとくに合いそうな気がします。

『カニノケンカ』

 続いては、SwitchとSteamでプレイできる『カニノケンカ』。画面を見てのとおり、カニ同士で殴り合いをするという大胆なテーマの作品です。一応、「不死のカニによって支配された地球で行われる、甲殻類最強決定戦」的なバックグラウンドもありますが、特に意識しなくても問題ないでしょう。カニたちは不死身なので、いくらダメージを与えても死にません。が、ひっくり返して3カウントとることで倒すことができます。

 プレイヤーはカニの2本のハサミをそれぞれ動かし、パンチしたり、爪で挟むなどして、相手のカニと戦うことになります。ちなみにSwitch版は、Joy-Con(L)とJoy-Con(R)を左右の手で持ち、腕の動きと左右のハサミの動きを連動させることも可能です! PC版がカニを操るゲームだとすれば、Switch版はカニと一体化できるゲームになりました(笑)。

 不死身のカニといえども、ダメージを与えれば与えるほどひっくり返しやすくなるので、効率よくダメージを与えることが大切。ハサミで殴ったり、武器を使って戦いましょう。……そう、本作に登場するカニたちは器用に武器を使いこなします。両方のハサミにヌンチャクを持ってブンブン振り回す、アザラシやスクーターに騎乗する、両腕にジェットを付けて体当たりするなど、かなり自由な戦い方が可能です。そんなカニたちの戦う姿はどこかひたむきというか、健気にも感じられ、プレイするうちにだんだん愛着が湧いてきます。

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