“元親友”との絶縁騒動が話題になっているユーチューバーの「てんちむ」。その騒動から派生するかたちで噴出した“豊胸”疑惑が波紋を広げている。

 てんちむはこれまで、「豊胸手術を受けたことはない」と公言しつつ、自身がプロデュースするバストアップブラや、バストアップサプリ、バストアップクリームなどを使用することで、バストサイズがAカップからFカップにアップしたとかたり、YouTubeなどで商品を紹介してきた。だが、実際は豊胸手術を受けていたことで、これまでの宣伝が虚偽ではないかとの声が殺到しているのだ。

 豊胸の事実が明るみに出た直後、てんちむは自身のYouTube動画の冒頭で視聴者に対して「ショックを受けさせてしまった皆様、申し訳ございません。いろんな意見があると思いますが、しっかりと受け止めて反省し、前進したいと思います」と謝罪のテロップを流した。そして、「YouTubeでは今後も、いつもと変わらない動画を出させていただきます」として、活動を続けていく意向を明らかにした。テロップが終わると、動画内では騒動に触れることなくラーメンを食べる様子が流れた。

 これに対し、「豊胸しているって知ってたら誰もブラ買わなかったのでは?」「嘘をついていたなら、テロップだけではなく、ちゃんと自身の口で謝罪するべき」など、批判の声が渦ました。

 そんなファンの声を受けてか9月2日、てんちむは改めて「応援してくださっている皆様へ」と題する謝罪動画を出した。黒いスーツを着て、いつになく神妙な面持ちで現れ深く頭を下げた。6年ほど前、自分の脂肪を胸に注入する豊胸手術を受けたが、それを隠していたとして改めて謝罪。だが、豊胸によるバストアップはほとんど効果がなく、あくまでもFカップになったのは自身の努力の結果だと強調。手術の事実を明かすことで、その努力がっ否定されるのを恐れたため、嘘をついてしまったと弁明した。しかし、自身を信じて商品を購入した人に向けて、返品・返金を希望する場合は、自ら返金対応に応じると発表した。

 この謝罪動画を受けて、コメント欄には批判の声が殺到している。

「謝罪動画でも言い訳ですか」

「自分が返金するとか言っているけど、購入証明なんかできる人がほとんどいないってわかってるだろ」

「詐欺だろ。返金すれば済む問題じゃない」

「コンプレックスを抱えている人を騙して売りつけていたことはどう思っているのか」

「YouTube活動もやめるべき」

サプリやブラでバストアップすることは「医学的にあり得ない」

 高須クリニック・名古屋院の高須幹弥院長は自身のYouTubeチャンネル内で、バストアップブラやサプリなどでバストが大きくなることは、「医学的に考えてあり得ない」と否定。そういった商品は“ほぼすべて詐欺”とまで断罪している。むしろ、これまでに医療関係者は、“豊胸手術せずに、サプリ、クリーム、マッサージ、ブラでバストが大きくなることなどありえない”と警鐘を鳴らしてきており、「何を今さら騒いでいるのか」として、てんちむに騙されたと言っている人に対しても疑問を呈した。

 また、“物申す系ユーチューバー”のシバターは自身のYouTubeチャンネル「PROWRESTLING SHIBATAR ZZ」で、てんちむに対して「自分のファンを食い物にした」と厳しく批判。さらにてんちむが、ブラを購入した際の領収書などを提示すれば返金すると発表していることについても、「2年前に買ったブラの領収書を持っているのは個人事業主くらい」「本当に返金する気があるのか」と指摘。謝罪や反省が本気のものなのか、疑わしいとの見方を示した。

「SNS上で多くのフォロワーを抱えるインフルエンサーや、若い女性を中心に支持されている“美容系ユーチューバー”が美容系商品を紹介して、メーカーから報酬を受け取っています。てんちむも、そのようなアフィリエイトによる報酬に加え、メーカーと共同で開発に携わったりもしているので、バストアップ関連商品で巨額の利益を得ていたとみられます。したがって、豊胸手術を隠していたことについては謝罪しても、これらの商品の効果は強調しておきたいという意図が現れた動画だったといえます」(芸能記者)

 近年、バストアップサプリやクリームについては、効果が疑わしいとさまざまな医療関係者が指摘しているほか、厚生労働省も疑問視しているという。

「バストアップサプリなどについては、ここ数年、厚労省が健康被害の恐れがあるとして警鐘を鳴らしています。バストアップサプリやクリームに含まれている『プエラリア・ミリフィカ』という成分は、強い女性ホルモン様作用を持つことが判明していますが、それによってバストが大きくなるとはいえないこと、また服用することで月経不順や不正出血といった危害事例が確認されているとして、注意を呼びかけています」(全国紙記者)

 てんちむは、“豊胸を隠していたこと”のみに焦点を絞って謝罪し、自身が開発・宣伝に関与した商品については「本当に良い商品」と強調している。だが、効果が疑わしい商品を販売していることのほうが問題は深刻なのではないだろうか。

(文=編集部)

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