『バイキング』拡大に潜む死角…『大下容子ワイド!スクランブル』が高視聴率の意外な理由の画像1
大下容子ワイド!スクランブル|テレビ朝日」より

 伝説的なバラエティ『笑っていいとも!』(フジテレビ系)の記憶が、我々から消えていきつつある。それを加速させているのが、『いいとも』の後にスタートした『バイキング』の“長寿番組”化だ。当初の壊滅的な視聴率危機を乗り越え、今年4月には放送7年目を迎えている。

「9月28日から、同番組は『バイキングMORE』としてバージョンアップ。尺も1時間増え、11時55分から14時45分まで約3時間の超ワイド番組になります。つまり今後、坂上忍は、『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)の宮根誠司、『ゴゴスマ~GOGO!Smile!~』(CBCテレビ・TBSほか)の石井亮次のアナウンサー2人とも戦うことになる。坂上vs.宮根vs.石井という、男たちの熱き視聴率争いが見ものになりそうです」(芸能ライター)

『バイキング』拡大に潜む死角とは

 もちろん従来通り、昼の時間帯は『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)、『ひるおび!』(TBS系)といった強力なライバルが控えている。そして、ここにきて、『バイキング』の背中を猛烈な勢いで追いかけている番組があるという。それが、同じく裏番組の『大下容子ワイド!スクランブル』(テレビ朝日系)だ。

「この番組は2部制で、10時25分からの第1部、12時からの第2部に分かれています。『バイキング』と戦っている第2部の視聴率は、たとえば8月28日オンエア分では6.3%(個人3.0%)を獲得しています。それに対し、同日の『バイキング』は5.7%(個人2.8%)、『ヒルナンデス!』は5.1%(2.5%)、『ひるおび!』午後の部は6.3%(個人3.2%)でした。つまり、『大下容子ワイド!スクランブル』は『ひるおび!』と同率1位ということになります」(同)

 また、9月3日放送回の視聴率も、『大下容子ワイド!スクランブル』は6.6%(個人3.2%)で『ひるおび!』に0.5ポイント差で勝利している。『バイキング』が1時間拡大に沸く陰で、いつの間にそこまで力をつけていたのだろうか?

坂上忍と対照的な大下アナの番組進行

「前身にあたる『ワイド!スクランブル』の歴史は長く、水前寺清子とNHKを退職したフリーアナ・中村克洋のダブル司会で1996年に始まりました。その後、出演者や内容、放送時間の変更などの紆余曲折を経て、メインキャスターの大下アナをより前面に押し出すため、2019年4月から『大下容子ワイド!スクランブル』と番組名を変更、彼女の冠番組としてリニューアルしたのです」(同)

 大下アナはキャリア27年の大ベテラン。情報系からバラエティまで幅広くこなせる守備範囲の広さが売りだ。特に、香取慎吾が司会を務めていた『SmaSTATION!!』では絶妙なコンビネーションで人気となり、最終回では香取とハグをして別れを惜しんだことが話題となった。

 そんな物腰のやわらかさが印象的な大下アナだが、『大下容子ワイド!スクランブル』では、コメンテーターとして出演している元テレビ朝日政治記者でジャーナリストの末延吉正氏と激しい舌戦を繰り広げる場面もある。もちろん、ケンカ腰といった感じではなく、お互いの論調をぶつけ合っている姿は見ていて気持ちいい。

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