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実は不況の時こそ転職すべき?ワンランク上の会社の採用を勝ち取る方法&勝ち組の条件

松下一功/ブランディング専門家、構成=安倍川モチ子/フリーライター
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「gettyimages」より

 みなさん、こんにちは。元グラフィックデザイナーのブランディング専門家・松下一功です。

 新型コロナウイルスの影響により、GDP(国内総生産)の落ち込みが戦後最悪となり、8月の全国の倒産企業数が600を超えたことが大きなニュースとなりました。明日は我が身とおびえながらも、コロナ不況はどの業界や企業でも同じことで、いまいち転職活動に踏み出せないと悩んではいませんか?

 確かに、不況期は転職しない方がいいと言われていますが、それは絶対に正しいとは言い切れません。なぜなら、不況期に採用に力を入れている企業は、不況を恐れないだけの資金的な体力があったり、不況期を乗り越えるプランを持ち、ピンチに負けじと前を向いて歩いていたりする企業が多いからです。

 そのため、不況期に現れる企業は好景気時に現れる企業よりもワンランク上であることが多く、見事に採用を勝ち取れば個人のステップアップにもつながります。

 しかし、狭き門だからこそ怖気づいてしまい、最初の一歩が踏み出せないという人も多いはず。そこで、ブランディングの視点から、コロナ不況の中で後悔のない転職をするヒントや、狙うべき企業の特徴、コロナを恐れない企業が求める人材などについて解説しましょう。

自分の「ターニングポイント」はどこか?「使命」は何か?

 まずは転職活動に必要な、いわゆる「人生の棚卸し」や「自己分析」についてです。このときによくしがちなのが、「キャリア・スキルの振り返り」です。もちろん、中途採用では即戦力の人材を求められることが多いので、今まで実務を通じて何を学んできたのか、どんなことを身につけたのかを振り返るのは大事です。面接でも、企業にどのくらい貢献して、どんな利益をもたらせるのかなどを明確にした方が採用率も上がるでしょう。

 しかし、「キャリア・スキルの振り返り」よりも大事なのは「自分の使命を知る」ことです。そのためには、自分の人生を振り返り、ターニングポイントを探します。たとえば、何かに挫折したこと、大きな成果を挙げられたこと、いまだに忘れられない事件、などです。当時は気づかないものですが、振り返ってみると「あのときに○○したことが今につながっている」と思うポイントがあるはずです。

 トヨタ自動車グループの始まりは、創始者の豊田佐吉が、一生懸命機織りをする母親の姿を見て思った「機織り仕事を楽にさせてあげたい」という気持ちからと言われています。そこから、人々の暮らしが楽に便利になることを掲げて自動機織り機をつくり、後にその技術を自動車製造業に活かして、今があるということですね。

 私の場合は、リーマン・ショックや震災による顧客や自社の経営危機を、ブランディング戦略で乗り越えた経験があります。それを活かして、多くの人に「真のブランディングを世に伝える」ことこそが私の使命なのだと気づき、ブランディング論を体系化して、みなさんに伝えています。

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