現役世代も晩婚化のせいなのか、40代で35年ローンを組む人は多い。そうなると、返済期間は75歳~80歳までとなる。「80歳まで住宅ローンを組むことができますからね。銀行が融資してくれる金額イコール返済できる金額だと思っている人は多いのですけれども、それは違います」と、高橋さんは語る。

 それでも、今の現役世代は低金利でローンを組むことができる。

「高齢者からの相談を受けていると、決してその人がだらしないとかではなく、普通に真面目に生きてきたのだなと感じます。ただ、高金利時代にローンを組んで、借り換えとか繰り上げ返済などの情報に疎いままそのまま払い続けてきているんですね。もう年齢的に借り換えもできないまま、いまでも金利3~6%の返済をしている人もいます」

 人生には想定外のことが起きることもある。今回のコロナ禍のように、何が起きるのかわからない。穏やかな老後を過ごすためには、マイホームのローン返済計画を慎重に立てていきたいものだ。

(文=林美保子/フリーライター)

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