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片田珠美「精神科女医のたわごと」

瀬戸大也に不倫報道…「五輪延期による精神的不安定」と「出産後の妻への不満」が原因か

文=片田珠美/精神科医
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瀬戸大也選手(右、妻・馬淵優佳のインスタグラムより)

 2016年のリオ五輪で銅メダルを獲得した競泳の瀬戸大也選手が、白昼堂々不倫していたと「デイリー新潮」(9月23日配信)で報じられた。瀬戸選手は、愛車のBMWを走らせ、コンビニの駐車場で助手席に妻ではない女性を乗せると、「休憩4600円」の古びたカップル向けラブホテルに向かったという。このホテルで2人は約1時間半を過ごしたのだから、不倫を疑われても仕方がない。

 瀬戸選手は、東京五輪の金メダルが期待されている日本競泳界のホープである。リオ五輪では400m個人メドレーで銅メダルを獲得したものの、同種目でライバルの萩野公介選手は金メダルに輝いており、負けたという悔しさがあったはずだ。その後、萩野選手が不調に悩まされたのに対し、瀬戸選手は順調で、昨年の世界選手権では個人メドレーで2冠を達成している。だから、東京五輪で今度こそ金メダルを取りたいと期するところがあり、今年の夏に照準を合わせ、厳しい練習を積み重ねてきたのではないか。

 ところが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、東京五輪は来年に延期された。来年前半までに有効な治療薬やワクチンが開発され、世界中に行き渡らないと、来年の開催も難しいのではないかと危惧する声もある。そういう状況が瀬戸選手の精神状態に影響を与えた可能性は十分考えられる。

 瀬戸選手に限らず、今年の夏に開催予定だった東京五輪に向けて調整してきたのに、それが突然延期され、目標を見失ったような気持ちになったアスリートは少なくないはずだ。来年に向けて頑張ればいいと言われるかもしれないが、トップアスリートの調整は針の穴に糸を通すような厳密なもので、今年は調子が良くても、来年はどうなるかわからないほど微妙だと聞く。しかも、来年の開催が危ぶまれる状況では、日々の練習に意味を見いだせなくなっても不思議ではない。

 トップアスリートである以上、やはり大きな国際大会で勝ちたいだろう。とくに瀬戸選手はリオ五輪の雪辱を遂げたいという気持ちが強かったはずで、それがコロナ禍によってできなくなるのではないかという不安は彼を動揺させたに違いない。もしかしたら、心にぽっかりと大きな穴があいたように感じ、それを埋めるために不倫に走ったのかもしれない。

妊娠中から出産後しばらくは夫の不倫リスクが高まる

 もちろん、だからといって不倫が許されるわけでは決してない。ただ、瀬戸選手には、男性が不倫に走りやすいもう1つの要因も認められる。妻の出産から間もない時期で、子どもが2人ともまだ幼く、手がかかるという点だ。瀬戸選手は2017年に元飛込選手の馬淵優佳さんと結婚しており、翌2018年6月に長女が、今年3月には次女が生まれている。