現在、勢いのあるYouTuberとして、朝倉未来を挙げる人も多いだろう。格闘技イベント・RIZINを主戦場とする総合格闘家の彼は、昨年の5月に自身の公式YouTubeチャンネルを開設。同年9月に投稿されたぼったくりバーに潜入した動画が1700万回以上の再生数を誇るなど注目を集め、25日現在でチャンネル登録者数が153万人となるほど人気を博している。今年の7月に投稿された動画のなかでは、現在の月収が4000万円以上であることを告白し、かなりロマンあふれる状況となっているようだが、実は現在、朝倉とは別のある総合格闘家も、YouTube上で話題をさらいつつある。

 その格闘家YouTuberの名は、朝倉と同じくRIZINを主戦場にしている矢地祐介。朝倉との対戦経験もあり(結果は判定負け)、“神の子”として2000年代に爆発的な人気を博した総合格闘家、故・山本”KID”徳郁の弟子としても知られている。2016年にRIZINに参戦すると、北岡悟や五味隆典など、大物ファイターたちに次々と勝利。ビッグマッチで輝く“お祭り男”として、本業の格闘技でもかなりの人気を獲得している選手である。私生活では、女優の川口春奈と交際していることが報じられたこともあり、世間的にも名が知られた存在といえるだろう。

 YouTuberとしての矢地は、朝倉よりも早い2019年1月にYouTube上で公式チャンネルを開設したものの、最初のうちはどの動画も再生数が伸び悩むことに。しかし、“ある動画”が人気を集めたことで、格闘技系YouTuberとして名を馳せることになった。

格闘家・矢地祐介の達人シリーズがヤバい…朝倉未来に次ぐ人気、『刃牙』の技をマジに検証の画像1
矢地祐介のYouTube公式チャンネルのトップページ。100万回以上の再生数を獲得した動画も多く、チャンネル登録者数は20万人を超える。

『バキ検証』で『無寸勁』(ノーインチパンチ)に挑戦するも、『効かんな』『やめとこ』

 ある格闘技ライターが、そのきっかけについてこう語る。

「もともと矢地は、『バキ検証』というシリーズ動画をYouTube上で公開していました。これは、矢地の動画にサポートメンバーとして何度も出演しているお笑いコンビ・デニスの植野行雄と共に、あの人気格闘マンガ『グラップラー刃牙』(秋田書店)の登場人物が使う必殺技を本当にできるか検証するというもの。まあ、実際にはそのほとんどが『できない』という結果になっていたのですが……(笑)。

 そんな彼が今年3月、『格闘家が中国拳法ノーインチパンチを放つ!漫画バキに出てくる技を格闘家は実際にできるのかシリーズ、第10弾!』という動画を投稿したんです。この動画で矢地は、『刃牙』の登場人物で中国拳法の達人である烈海王が使用する技『無寸勁』(ノーインチパンチ)に挑戦。これは、ほぼ密着した状態からパンチを放つというものです。しかしトライしたその技を受けた植野は『効かんな』『やめとこ』とコメント、いつも通り、まったく実践的ではないという結論に至りました。

 ところが、その後の動画で“事件”が起きます。ブルース・リーが創始したという武術・ジークンドーの達人の石井東吾という人物が、無寸勁の動画を見て矢地に連絡してきたと。無寸勁ではないものの、ワンインチパンチという、ほぼ密着した状態から繰り出せる打撃技を伝授することとなったのです」

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