ユーチューバー音楽グループ「レペゼン地球」は5人組のDJ集団で、レコード会社には所属せず、YouTubeなどを中心に音楽を配信したり、過激な企画を公開することで地道にファンを増やしてきた。いまやチャンネル登録者数は246万人を数える人気チャンネルだ。

 今春からは全国ツアーを行う予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて中止。10万人規模の公演を計8回、すべてキャンセルしたことで莫大な借金を背負うことになり、倒産も取り沙汰される事態となった。それを受けて、人気ユーチューバーの「ヒカル」が支援を申し出、ヒカルと交流が深い宮迫博之(雨上がり決死隊)も支援の輪に加わった。

 そんな縁でつながった宮迫に対して、レペゼンが楽曲提供して宮迫のアーティスト活動をプロデュースしたことで、レペゼンのファンは広がっている。実際、宮迫に楽曲提供した6月からの3カ月で、レペゼン公式チャンネルの登録者数は10万人以上増えている。

 新型コロナウイルスの感染拡大を受けて活動が停滞していた時期を乗り越え、いまはレペゼンも活動が活発になっている。リーダーのDJ社長は多忙を極めて、動画の更新もままならない状態となっている。そのため、9月はDJ社長に代わってDJ銀太が動画の企画・編集を担当することになった。

 銀太は音楽動画のほか、レペゼンらしい過激な動画を企画し、ファンの話題をさらっている。19日には、豊胸を隠してバストアップ商品をプロデュースしていたなどとして猛批判を受けている「てんちむ」とコラボ。てんちむがいる部屋に大量のゴキブリをぶちまけ、その後はゴキブリを食べるなど、視聴者が悲鳴を上げるような動画も公開。

 そして25日には、「高速道路を150kmで走ってみた」と題する動画を公開。違法行為を示唆するタイトルから、釣られて見に来る人を誘う意図もあるのだろうが、実際には150kmで走行するような場面はない。内容は、岐阜へ行ってバンジージャンプを行うという、いたって平和なもの。

 だが、現地へ向かう高速道路を走行中の車内映像を見ると、後部座席のメンバーが、シートベルトを締めていないのだ。一般道路に降りてから映った助手席のメンバーも、シートベルトをしていないように見える。

「2008年6月から、後部座席も含めて全席シートベルトの着用が義務付けられています。反則金はありませんが、違反点数は1点付加されます。なお、一般道路では後部座席に限って違反点数は付かず、口頭注意のみという取り扱いですが、違法であることには変わりありません」(道路行政に詳しい行政書士)

 つまり、レペゼンの動画に映っている内容は、明らかな違法行為だ。視聴者からも、違法行為を指摘する声が相次いでいる。

「動画は面白いけど、違反はしないでほしい」

「違法を匂わせるタイトルで釣ろうとしてるんだろうけど、実際に違法行為してる」

「違反行為を堂々と公開しているのは、違法だって気づいてないんだろうね」

「シートベルトをしていないと、事故が起きたら大変なことになる。普段ふざけたことをしていても、法律は守ってほしい」

 動画が公開されると、大きな反響が出ている。YouTubeの「急上昇ランキング」でも1位になるほど多くの人に見られている。チャンネル登録者数も多く、影響力も大きくなっているレペゼンには、順法意識が求められる。

(文=編集部)

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