
薬物使用をめぐる違法行為の疑いで逮捕されていた俳優の伊勢谷友介が29日、起訴された。東京地裁は保釈保証金500万円で伊勢谷の保釈を認めることを決定し、伊勢谷は30日に納付。同日19時30分頃に警視庁湾岸署から保釈された。
ここ数年の署名人の薬物事件では、2014年に逮捕された歌手のASKA、16年に逮捕された元プロ野球選手の清原和博、昨年逮捕された女優の沢尻エリカは、3人とも保釈後はそのまま医療施設に入院。その後、時間を置いて自宅に移ったとみられる。
「薬物がらみではありませんが、昨年逮捕された俳優の新井浩文は、保釈後に都内の自宅マンションに直行し、報道陣を驚かせました。伊勢谷も保釈直後にどこへ向かうのかが注目されているわけですが、伊勢谷は独身ですでに所属していた事務所からも契約を解除されていることもあり、支援する第三者の住居などに向かうとは考えにくく、行くとなれば自宅か医療機関のどちらかでしょう。
ただ、伊勢谷が住んでいるのは低層マンションで、伊勢谷の家の中が窓越しに外の道路からも見えてしまうくらいなので、マンション前に報道陣が集まっていることを考えれば、すぐに自宅に直行するのも難しいように感じます。そのため、“保釈後は、どこへ行くのか”ということで、マスコミの間ではさまざまな憶測が飛び交っているんです。もっとも、どこへ行くにしても、マスコミの追跡を巻くために、いったんホテルなどに入り、時間を置いて車を乗り換えて目的地へ向かったりする可能性もあり、追跡は困難かもしれません」(週刊誌記者)
口を割らなかった薬物入手ルート
今後は当面、芸能活動の休止を余儀なくされ、多額の違約金支払いなども発生するとみられているが、保釈金500万円を用意できるほどには経済的余裕がある状況なのだろうか。
「ドラマや映画など俳優業は順調だったため、収入だけみれば大きな額でしょう。ただ、代表を務めていた社会課題解決の実践を謳う会社、リバースプロジェクトのほうは赤字で経営がうまくいっておらず、俳優業での収入をその補填に当てていたみたいなんです。なので、それほど余裕のある状況ではなかったのではないでしょうか。もっとも、今後しばらくは収入がゼロになるばかりか、違約金やら裁判費用やらで湯水のごとくお金が出ていく一方なので、かなり厳しくなるとは思います」(週刊誌記者)
伊勢谷は保釈後、湾岸署入口前で「ご迷惑をおかけして、申し訳ありませんでした」と謝罪し、一礼。その後、運転手が運転するワンボックスカーに乗り込んだ。そんな伊勢谷の“今後”について気になる点があると、週刊誌記者は指摘する。