国内に2万980店舗(2020年8月末現在)を展開するコンビニ業界最大手の「セブン-イレブン」。7月度の売上高は、新型コロナウイルスの影響により客足が遠のいたのか前年同月比94.9%とやや落ち込んでいたが、8月度は同100.0%に持ち直している。今後の巻き返しにも期待したいところだ。
そんなセブンにはトレンドを取り入れた食品や季節限定の食品など、クオリティの高い品が数多くラインナップされている。そこで今回「Business Journal 買うべき・買ってはいけない調査班」は、セブンでこの秋、買うべき商品を5つセレクト。食欲の秋を彩ってくれるスイーツや、忙しいビジネスパーソンのお腹を手軽に満たしてくれるパンなど、幅広いラインナップとなっている。ひとつでも気になる商品があれば幸いである。
一番だしおむすび かつおめし/118円(税込、以下同)
セブンのおむすびはお米の美味しさに定評があるが、そんな米の質に自信があるからこその商品が、この「一番だしおむすび かつおめし」だと感じる。鰹節が米自体に混ぜ込んであるだけでなく、中身の具としても入っており、鰹節好きには垂涎の逸品といえるだろう。
パッケージには「一本釣り鰹節と真昆布の一番だしで炊き上げた」とのキャッチコピーが躍っているが、口に入れた瞬間の素朴ながら深みのある味わいはたまらない。確かに出汁がとても効いていて、この味を自宅で再現するとしたら手間暇がかかって大変なはず。特に一人暮らしのビジネスパーソンにとっては、家ではなかなか味わえない稀有な味ではないだろうか。
実際、人気も高いようだ。店舗を訪れる時間帯にもよるだろうが、平日午後には売り切れているお店が多く、筆者もセブンをハシゴしてようやく4店舗目で購入できた。118円というコスパの良さも人気のゆえんかもしれない。
THEセブンビーフカレーアンガス種牛肉使用/486円
我こそはカレー好きと自負する皆さんにぜひとも食べていただきたいのが、この「THEセブンビーフカレーアンガス種牛肉使用」。こちらはアンガス種牛肉のうま味がルーに凝縮されたビーフカレーで、マイナーチェンジを繰り返しながらも、セブンの定番メニューとして長年親しまれている逸品だ。
アンガス種牛肉のトロトロとした食感と、スパイスが効きつつも甘味とコクのあるルーが堪能できる。まだ食べたことのない人ならば、コンビニカレーの完成度がここまで上がっているのかと驚くのではないだろうか。
コンビニ弁当の中ではミドルレンジの486円という価格設定だが、本格的なカレーを手軽に食べられるという観点から考えると満足度は高く、コスパも良好と感じるだろう。