お弁当にスイーツに麺類、ホットスナックなどのコンビニエンスストアの食品類が、惣菜屋や弁当屋にも劣らないほどのクオリティを見せつけることは珍しくない。さらに、24時間営業で、どんな街に住んでいても気軽に足を運べるほどの店舗数を誇るとなると、多くの人がコンビニ食を日常的に利用している現状にも納得できる。
そんなコンビニ業界のなかで、ファミリーマートは国内1万6634店舗(2020年8月31日現在)を展開している業界2位のチェーンなのだが、ウィズコロナが求められる昨今、まだまだ外出を控える人が少なくないようで、8月度の売上高は前年同月比91.9%に落ち込んでいる。
しかし、ファミリーマートは売上低下をも吹き飛ばすような勢いで、この秋にぴったりの魅力的な商品を数多く発売中。そこで今回は「Business Journal 買うべき・買ってはいけない調査班」が、ファミリーマートで“この秋買うべき商品”を独自に調査。チェック必須の商品を5つ紹介していく。
冷凍鍋焼うどん/455円(税込、以下同)
肌寒さが徐々に増してきたこの季節にオススメしたいのが、ファミリーマートオリジナルの冷凍食品「鍋焼きうどん」だ。鍋焼きうどんはアルミの容器に入った状態で冷凍されており、食べる際には蓋をとって容器のままガスコンロ、またはIH調理器の上で加熱するだけで食べられる。また、その容器のまま食べることもできるので、面倒くさがりの人にもうってつけである。
それでいて、肝心の味も文句のつけようがないほど美味なのだ。うどんはツルツルとした舌触りでコシもあり、想像以上に本格的。具材はお麩、椎茸、鶏肉、蒲鉾、ほうれん草、お揚げ、生姜風味の肉団子とかなり豊富なうえに、その一つひとつもきちんと食べごたえを感じられるような大きさと質感であった。また、それらをそっと包むような優しい味わいのスープも体に染み渡る。
価格は445円とリーズナブルとはいえない価格設定かもしれないが、調理の手軽さなども考慮すれば、“買うべき”と言えるだろう。
スフレ・プリン ティラミスカフェ/278円
ファミマで根強い人気を誇るスフレ・プリンシリーズからも、この秋、新作が登場している。その名も「スフレ・プリン ティラミスカフェ」。コーヒープリンの上にティラミス風スフレが豪快に載っている様は、デザートコーナーでもひときわ目を引くビジュアルだ。
口溶けのいいコーヒープリンがベースになっているが、どちらかというと甘さは控えめなので、ティラミス風スフレはそれを補うように甘味が強調されている。また、濃厚なチーズスフレとコーヒープリンの間にはウェットなコーヒー味のスポンジがサンドされており、すべての層を一度にすくって食べれば全体のバランスの良さに驚くだろう。