
マツコデラックスやくりぃむしちゅーが所属している芸能事務所の動向が注目を集めている。「女性自身」(光文社)が「この夏、A社長が突然リストラに着手した」と報じたのだ。
記事によると、A社長は社員たちに対して正社員から業務委託への契約変更を促し、その理由として「近い将来、この会社もたたむつもりだから」と伝えたという。さらに、マツコのマネージャーを務めていた男性も退職してしまったそうで、やや混乱している状況がうかがえる。
A社長は、同誌の取材に対して、社員たちの契約変更を認めた上で、その理由や真意について語っている。
「マツコやくりぃむしちゅーが所属しているナチュラルエイトは、もともとくりぃむしちゅーのチーフマネージャーを務めていた女性が独立して立ち上げたもので、2009年に設立されています。当時、ブレイクの最中だったくりぃむしちゅーは女性マネージャーについていく形で新事務所に移籍しました。
マネージャー時代は『入り時間や番組名を間違える』『海外ロケに同行したがる』などの逸話がくりぃむしちゅーの2人によって広められ、有田哲平は『人志松本のすべらない話』(フジテレビ系)でも“おばさんマネージャーの勘違い”として披露しています。
さらに、08年12月までレギュラー放送されていたラジオ番組『くりぃむしちゅーのオールナイトニッポン』でも、散々ネタにされていました。同番組内のリスナーからは愛着も込めて“ババア大橋”と呼ばれており、数々の“やらかし”を報告するコーナーが設けられていたほどです。また、本人もたびたび番組に“乱入”しており、自身のミスをネタにしているほか、『ミニモニ。ジャンケンぴょん!』の替え唄を熱唱した回は伝説と化しています」(テレビ局関係者)
その後、独立して新事務所の社長に就任したということだ。
「独立後はくりぃむしちゅーを看板タレントにしつつ、人気者の階段を駆け上がっていたマツコも引き入れました。その後、マツコは誰もが知る超売れっ子となりましたが、いわばA社長はマツコが本格的に芸能活動を行っていく道筋をつけた人物でもあるわけです。また、18年3月にNHKを退職した有働由美子アナウンサーが所属したことでも話題となりましたが、かねてから親交があったようですから、幅広い人脈と信頼関係を築く人柄を持ち合わせていることがうかがえます。
他にもタレントが所属していますが、いわゆる少数精鋭の事務所です。もともとお笑い業界にはあまり馴染みがなかったようですが、業界内では敏腕として知られています。それだけに、今回も冷静な経営判断を下したということではないでしょうか」(同)
今回の報道を受けて、ネット上では以下のような声が上がっている。
「こんなふうに先を見据えて的確な判断ができるのがすごい」
「もともと芸能の世界は水物だから、確かにサラリーマン的な感覚では生き残るのは難しいと思う。一般企業の経営者でも、こうやって動ける人は少ないのでは」
「社員の立場からしたら複雑だけど、わりとまっとうなことを言っていると思う」