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BTS、また“政治的発言”で中国ネット民が猛反発…サムスンなど韓国企業が撤退の動き

文=編集部
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BTS『Dynamite』Official MVより

 韓国の人気男性アイドルグループBTS(防弾少年団)が、米韓関係の発展に寄与した功労が認められ、アメリカの非営利団体コリア・ソサエティーから「ヴァン・フリート賞」を受賞した。その受賞に際してメンバーが発した受賞コメントが、中国のインターネットユーザーから激しく非難されている。

 BTSのメンバーは、朝鮮戦争から今年で70年を迎えたことに触れ「両国(米韓)が共に経験した苦難の歴史と多くの男性、女性の犠牲を永遠に記憶しなければならない」と語った。この「両国が経験した苦難の歴史」との表現が、一部の中国人には米韓の2国だけが苦難を経たかのようで、中国人の尊い犠牲が無視されていると感じたようだ。

 その後、BTSのファンクラブからの脱退を表明する声が出たほか、BTSをCMなどに起用している韓国企業に対して苦情を入れる動きが相次いだ。

 たとえば、サムスン電子は同社製テレビを展示・販売する世界中のテレビ売り場でBTSの新曲『Dynamite』のミュージックビデオ(MV)を放映しているほか、同社のスマートフォン「Galaxy」の特別版として「Galaxy S20+ BTSエディション」を発売している。そのため、中国のネット上ではサムスンに対して、BTSの不祥事に対応するように求める声が高まった。その声を受けてか、サムスンは「Galaxy S20+ BTSエディション」の中国内での販売を中止。だが、サムスンは「在庫がなくなったので削除しただけ」と表明している。

 ほかにも、BTSの楽曲をCMに使用しているヒュンダイ自動車や、BTSをブランドアンバサダーに起用しているFILAも、BTSに関して微博(ウェイボー/中国版ツイッター)に投稿したコメントを削除するなど、BTSとの距離を置き始めている。

 このような中国人ユーザーの声に対して韓国メディアは、「中国人の誤った歴史認識」などと批判的な記事を出している。また、米ニューヨークタイムズは「BTSの発言は悪意のない言葉だ」と擁護している。

「BTSは新曲『Dynamite』が米ビルボード『HOT100』で1位を獲得するなど、『Savage Love』と合わせて米国のヒットチャートに2曲ランクインしています。さらに、『Dynamite』のMVは、公開から24時間でYouTubeの再生回数1億回を突破し、“24時間でもっとも多く視聴された動画”など3部門でギネス世界記録に認定されるなど、いまや世界的な人気アーティストといえます。

 その一方で、ビルボードで1位を獲得するために韓国のファンがストリーミング回数を増やす“操作”をしているとの指摘が多くあります。さらに、BTSは過去にも台湾を国家として認める発言を行い中国のファンから非難を浴びたり、日本への原爆投下を称えるかのようなTシャツを着て、日本のテレビ局がしばらく出演を見合わせるなど、たびたび“政治的な”問題を起こしています」(芸能記者)

 政治的な問題が起きても、日本の若い世代のファンはあまり気にしない人が多いようだが、BTSが今後さらなる世界展開をしていくためには、もう少し言動に配慮していくべきではないだろうか。

(文=編集部)

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