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辻英之「オレの周りはゲームばかり」

ゲームファンたちが密かに期待、マニアックなゲーム3選…アイドルを“ガチ”プロデュース

文=辻英之

 ソニーのプレイステーション5(PS5)とマイクロソフトの新型Xboxの予約合戦のさなか、初のオンライン開催となった日本最大級のゲームイベント「東京ゲームショウ」も終わり、ホリデーシーズンに向けてよりゲームの話題が盛り上がる時期がきた。その一方で、メディアでは大きく報じられないマニアックなゲームも登場する予定だ。

 今回はゲームファンがひそかに期待を寄せている、一風変わったユニークな視点のゲームを3つ紹介したい。

Idol Manager

 アイドルをプロデュースするゲームと聞けば、アイドルマスターシリーズが有名だ。ロシアのインディーズゲーム会社GlitchPitchが開発中の「Idol Manager」も、プレイヤーはアイドルプロデューサーとなる点は同じだが、あらゆる点でぶっ飛んでおり、「これまでの日本にはなかったタイプのアイドルゲーム」という謳い文句に嘘はない。

 あらゆる手段を使ってエンターテインメント業界を制覇するアイドル育成・事務所経営シミュレーションともいえる内容で、握手券付きCD製作、総選挙や直営カフェ経営などのある種定番となっている方法に加えて、タブーともいえるスキャンダラスな部分にまで踏み込んでいるからだ。

 ゲームのPVを見る限り、

・プロデューサーとの仲が深まって付き合う

・謎の男性との写真がSNSに投稿されて騒ぎになって対処を迫られる

・握手会での表情に嫌悪感が出ている写真が出回ってネガティブなニュースが出る

・グループのセンターをめぐってメンバー間で嫉妬が元のいざこざが起こる

・ライブ配信中での暴言など荒らし行為への対応

など、アイドルファンとしては直視しづらいイベントが次々と起こるようだ。

 プレイヤーは、プロデューサーとしてどう立ち回るのか、本当の力量が問われる。一部のファンの間では「闇マス」とも呼ばれている本作は、PCに加えてNintendo Switchでも配信される予定だ。

Don’t Cheat On Me

Don’t Cheat On Me」というタイトルどおり、浮気・不倫をテーマにしたマルチプレイゲームをカナダのゲーム会社A Normal Monkey Studiosが開発中だ。

 このゲームは、3階建ての家を舞台に夫、妻、浮気相手の3名で進行する。夫が予定より早く帰宅すると、家の中から「帰ってくるのは明日じゃなかったの?」という妻の声が。そして、何か様子がおかしい……。

 夫は妻の浮気を証明する証拠を見つけるのがミッション。ときには妻を追いかけて破壊しようとしている証拠を確保したり、浮気相手が隠れている場所を探し当てるなどの行動が必要。一方の妻は、夫に見つかるとまずい証拠隠滅を秘密裏に行う。ゲームPVを見る限りでは、スマホや浮気中には外していたと思われる結婚指輪を隠すなどの行為が見られる。夫の注意を別のことに向けさせるために、家の中の道具を利用することも可能なようだ。

 そして、浮気相手は夫に見つからないように、ベッドの下やクローゼットの中などに静かに隠れる。ステルス型ゲームのような隠密行動を求められるようだ。妻と協力して、状況を逆転させる夫の秘密を暴くことでゲームの勝利につながる仕組みだ。

 2020年12月に配信が予定されている本作は、配信映えしそうなゲームで、不倫で一線を退いたタレントたちがYouTube配信する日も近いかもしれない。

Accident

 2017年設立のワルシャワに本拠地を置くDuality Gamesが開発中の「Accident」は、交通事故処理シミュレーターともいうべきゲームで、プレイヤーはジャーナリストとなって交通事故の追体験を通して、人命救助から事故の手がかり集めなどを行うことになる。

 ゲームはプレイヤーが車の運転中に交通事故現場に遭遇するところから始まる。最初のタスクは、自車のハザードランプをオンにして警察に電話する。そして、現場へ向かうわけだが、その後の対応にも順番がある。最初にすべきはこれ以上事故の被害が出ないように、事故に巻き込まれた車のイグニッションをオフにする。火災が起きていれば消火作業、後続の車に事故を知らせるために三角表示板の設置なども状況を考えて行う必要がある。事故の被害者にはライフが設定されているため、いずれの対応も迅速かつ的確に行う必要がある。

 そして、被害者(たいていは複数)の容態をチェック。呼吸はしているか、怪我の度合いなどを確認して、重傷者から順番に処置をしていく。心臓マッサージが必要な場合もあるが、これは簡単なリズムゲームのような要領で行う。

 これらのタスクをこなしながら、被害を最小限に抑えて交通事故の手がかりを集められるか?

 今回紹介した3タイトルは、いずれもこれまでにないユニーク着想で開発が進んでいるゲームばかりだ。ホリデーシーズンに登場する大作ゲームも楽しみだが、ここで紹介したゲームもぜひプレイしてみたい。

辻英之

辻英之

ゲームを中心としたデジタルエンタテインメント領域の取材・記事作成をしています。ゲーム以外の趣味はPCと車で、PCは自作デスクトップ、車は走り優先派。限定品好き。

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