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黒川智生の「アパレル、あばれる」

骨格診断&パーソナルカラー診断、服の買い物失敗がなくなる!自分に似合う服が判明

文=黒川智生/VMIパートナーズ合同会社代表社員
骨格診断&パーソナルカラー診断、服の買い物失敗がなくなる!自分に似合う服が判明の画像1
オダユキコさん撮影

「最近、洋服買ってないんだ」と申し訳なさそうに語る友人が増えた。コロナ禍で出社や遊びに行く機会が減り、新製品を求める必要がなくなった。もしくは、ウエストサイズがますます“ニューノーマル”更新で、どうしても必要なパンツだけはなんらかの方法で買っているのかもしれない。

 お客様のニーズ次第で仕事の成果が変わってくるのは、私たちアパレルに関わる人間の宿命だ。時期や環境を考えて「ああ、そこか?」と思われる提案でなければ、見向きもされない。その際に、ちょっと服装生活を見直すというのも大切だろう。「アパレル、あばれる」を提唱する筆者ゆえ、節約やTPOの話だけではなく、実はみんなが抱いている「この服は好きだけど似合っているのか?」「今まで着ていたのが、なんかしっくりこない」などの不安にアプローチしていきたいと考えている。そこで今回は、この分野に詳しい専門家のアドバイスに耳を傾けてみた。

ある日、気に入っていたものが似合わないと感じる現実

骨格診断&パーソナルカラー診断、服の買い物失敗がなくなる!自分に似合う服が判明の画像2
オダユキコさん撮影

「40代後半、特に50代になってくると、たくさんの経験を積み人間的に熟し、内面的に人はそれぞれが充実して魅力的になります。 しかし、身体的には年齢なりの衰えを感じ、自信がなく落ち込んだりします。 洋服も去年まで気に入って着ていたものがある日似合わなくなっていることに気づくのです」

 骨格とパーソナルカラーの診断を手掛けるオダユキコさんは語り始めた。「ある日、似合わなくなっている」とは相当にドキッとする話だが、一定の年齢以上の人に訪れる現実とすると、なんらかの見直しが必要だということだろう。彼女は続ける。

「体型はお腹を隠せばなんとかなっていたものの、顔は隠せないですよね。見た目が9割といわれるほど、人に与える印象に顔も大きく影響します。見た目とは洋服と顔です。素敵な洋服を買うにしても、たくさんありすぎて選ぶのが本当に面倒なのです。そして、欲しくても値段の高いものでは手が出ません。そこで骨格診断パーソナルカラー診断を受けて、今の自分に似合うテイスト、デザイン、アイテム、素材感、色がわかると、リーズナブルな値段のものを選んでコーディネートできれば迷う時間が短くなり、なんとなく買ってしまうことによる買い物の失敗も少なくなり、その上、似合うのです」

さっそく受けた診断の結果はいかに?

骨格診断&パーソナルカラー診断、服の買い物失敗がなくなる!自分に似合う服が判明の画像3
オダユキコさん撮影

 骨格診断とは、以下の3タイプに分けて、似合うファッションタイプがわかる診断方法である。

・筋肉に特徴が出るストレートタイプ

「シック」「クラス感」なファッションタイプ

・脂肪に特徴が出るウェーブタイプ

「ソフト」「華やか」なファッションタイプ

・関節に特徴が出るナチュラルタイプ

「ラフ」「カジュアル」なファッションタイプ

 また、パーソナルカラー診断とは、ビジネスや婚活など勝負する時にどう見せたいかによって演出したり、お顔の肌を明るく見せたり、ツヤやハリを感じさせるような個人個人に良い影響をする色のことです。それは自分だけではなく、8割の人から好印象を持たれる色のことです。逆に避けたほうが良い色も明らかになるとのこと。

【分類】

・SPRING(Bright,Cute,Pop,Fresh)

・SUMMER(Pastel,Elegant,Soft,Romantic)

・AUTUMN(Deep,Natural,Chic,Gorgeous)

・WINTER(Brilliant,Sharp,Cool,Contrast)

 筆者の診断結果は、以下のとおり。

骨格診断:脂肪に特徴が出るウェーブタイプ(『ソフト』『華やか』なタイプ)

・パーソナルカラー診断:やや冬よりのSPRING

 男性の場合は洋服のアイテムが多くなく、似合う素材感が一番ポイントになるので、女性よりも理論的な結果が出るという。自分が中年になって久しく、「明るい色を着たほうがいいですよ!」と言われることがあったが、グレー系のカラーをただ“合わせやすい”“選ぶのに悩まない”などの理由から多用してきた。だが、今回の状況診断では、鮮やかさや年相応のさわやかさ(たぶん、ゴルフウェア的なものでない何か)を合わせたほうが良いのだろう。

 また、ここ数年で明らかに体重が増加しているが、ウェーブタイプの骨格を活かし、上半身をコンパクトにするデザインが良いし、ミリタリー系のパンツや皮ブーツなどが似合わないという解説には納得した。さっそく見直しをかけようと思えば、何か新しいものを求める必要が出てくる。色や柄、シルエットが豊富なアパレルの出番だろう。ルールに沿って従来の習慣から引き算し、新たに相応しいものを加えるなどいろいろ考えられる。

骨格&カラー診断がアパレルも救う?

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オダユキコさん撮影

「診断を活用すると、洋服の無駄な買い物がなくなるのです。50代以上では“必要最小限”がテーマではないかと思います。ここで言う“必要最小限”とは、今の自分に似合うもの=必要なものだけを選び、残すだけで良いのです。 雑誌で骨格診断の特集ページを読むのも良いですが、ぜひプロに診断を受けてみてください。私も学ぶ前に雑誌で読んだ時は、自分はストレートタイプだと思いましたが、実際は骨格ナチュラルタイプでした。診断してもらう方を選ぶときは、その人のブログやSNSを読むとセンスや人柄がわかるので、自分が好きになれそうな方を選んで診断してもらう事も重要だと思います」

 これがオダさんの診断後のアドバイスである。このような視点を得ると「オンラインミーティング時のシャツを明るめストライプ」とか「そろそろ新しいスーツで細めストライプを買おう」という話につながってくる。必要に迫られる消費から、それぞれの特徴を生かす消費へ。筆者の前職で同期であったオダさんのアドバイスは、実に示唆に富む内容であった。

 ちなみに彼女は、多くの女性向けの診断も手掛けている。気になる方は問い合わせていただきたい。

(文=黒川智生/VMIパートナーズ合同会社代表社員)

●オダユキコ

見た目!スタイルアップアドバイザー

骨格診断ファッションアナリスト

(一般社団法人骨格診断ファッションアナリスト認定協会認定)

新パーソナルカラー診断士

(一般社団法人新パーソナルカラー協会認定)

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黒川智生/VMIパートナーズ合同会社代表社員

黒川智生/VMIパートナーズ合同会社代表社員

1988年 國學院大學文学部史学科卒。株式会社ワールド入社。
コルディア部営業、ファッションコンビニエンスストア「ITS‘DEMO」開発、株式会社ダブルジェイ事業推進部長を担当。
2006年3月 MINTCAFEとして、東アジア圏のファッション小売における知識創造へ貢献をテーマに独立。以後、日本国内外のファッション系小売各企業様を対象に活動中。
2008年5月 VMIパートナーズ合同会社設立。
現在の活動
一般財団法人ファッション産業人材育成機構IFIビジネススクール 講師(2009年より現在まで)
(PFクラス 事業計画+物流基礎、ロジスティクス研究会運営)
学校法人 文化学園  文化服装学院 講師(2020年より現在まで)
(ファッション流通専門課程)
日本マーケティング学会 所属
VMIパートナーズ合同会社ホームページ

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