
今年の年末をもって活動休止に入る人気アイドルグループ・嵐の冠番組である『VS嵐』(フジテレビ系)と『嵐にしやがれ』(日本テレビ系)の後番組が明らかになった。両番組はどちらも10年以上続く人気番組だが、前者は嵐の相葉雅紀がMCを務める『VS魂』に、後者は同じく嵐の櫻井翔がMCを務める『1億3000万人のSHOWチャンネル』に衣替えし、それぞれ嵐メンバーが引き継ぐかたちとなった。
「若手グループのなかで人気筆頭のKing & Prince(キンプリ)はメジャーデビュー2年目を迎えましたが、いまだにグループとしての地上波レギュラー番組は朝の情報番組『ZIP !』(日本テレビ系)くらい。Snow Manも動画配信サービス『Paravi』で冠番組『それSnow Manにやらせて下さい』を持っているものの、地上波でのレギュラーはなし。SixTONESも同じ状況です。副社長の滝沢秀明は、特に自身が深く関与するSnow ManとSixTONESもそろそろネットやラジオだけでなく地上波でもレギュラーを持たせて活躍させる時期だと考えたようですが、ジャニーズ事務所的には嵐メンバーのレギュラーを減らすことはあり得ないという感じで、意見は通らなかったようです。
もっとも、嵐のレギュラー番組の後番組として若手グループの冠番組がスタートするのではないかという期待感は、ファンのみならずメンバー自身のなかでも強かったようで、メンバーや担当スタッフたちの間では不満が広まっています」(芸能事務所関係者)
そんな若手メンバーたちの不安を、さらにかき立てるような事態も起きているという。
「嵐の活動休止を目前に控え、事務所内で人事異動があり、これまでベテラングループを見ていたマネージャーが若手を見たり、逆に若手担当だったスタッフがベテランについたりして、戸惑いが広まっています。さらに10月には長年V6についていたマネージャーが三宅健の意向で担当を外されたという報道も出て、『一般人である自分たちスタッフも報道の対象になってしまうのか……』と動揺の声も出ているようです。
こうしたフワフワした空気はタレントたちも敏感に察知するので、特に若手グループの間では『俺たちのことを、ちゃんと見てくれているのか』という不満も出ているようです」(芸能事務所関係者)
続く“嵐ファースト”
こうした不満をよそに事務所が嵐の活動休止後も“嵐ファースト”の姿勢を貫く背景について、テレビ局関係者は語る。