朝ドラ『エール』吉岡秀隆が演じる永田武のモデルとは?『長崎の鐘』を生んだ偉大な医師の画像1
NHK連続テレビ小説『エール』」より

 池田二郎が訪れたことで古山裕一が再び作曲に力を入れようと奮闘した、第19週のNHKの連続テレビ小説『エール』。10月19日(月)~23日(金)のストーリーを振り返ろう。

戦争のトラウマを乗り越えた裕一は再び作曲へ

 終戦から3カ月後、古山音(二階堂ふみ)は岩城新平(吉原光夫)の様子を見に豊橋へ。心臓病を隠しながら働き、空襲で田ノ上梅(森七菜)を助けるために火中に飛び込み、重症を負った岩城の意識は依然として戻らなかった。

 そんな中、梅と田ノ上五郎(岡部大)は馬具の代わりとなる商売を模索し、グローブを思いつく。関内光子(薬師丸ひろ子)たちは意識のない岩城に、今後はグローブづくりに力を入れると報告して、音は東京へ戻った。

 その夜、看病していた光子の耳に、意識がないはずの岩城の感謝の言葉が聞こえた。後日、夫の安隆(光石研)と岩城の遺影を前に、光子は3人でたくましく生きていくことを誓った。

 一方、関内智彦(奥野瑛太)は再就職に苦戦していた。面接では「これまでの経歴は意味がない」とプライドをズタズタにされ、酒場では他人に悪口を言われてケンカをした挙げ句、スリに遭って財布と大事な襟章まで取られる始末。

 音は、姉の関内吟(松井玲奈)とお互いの夫のことを相談しあう中で、再び歌を歌うことを勧められ、喫茶バンブーのオーナー夫妻に紹介されたベルトーマス羽生(広岡由里子)のレッスンを受けることになった。レッスンの最中に、ベルトーマス羽生の友人である“ミュージックティーチャー”こと御手洗清太郎(古川雄大)が訪問。2人は久しぶりの再会を喜び合った。

 1年半後。占い師に転身した御手洗に音が古山裕一(窪田正孝)のことを占ってもらうと、「今度来る仕事が運命を変える」というお告げをもらう。

 その頃、NHK局員の重森(板垣瑞生)の努力もあって『鐘の鳴る丘』のドラマ化が決まったため、池田二郎(北村有起哉)は再び裕一のもとへ。しかし、裕一は首を縦には振らなかった。

 裕一がいまだに戦争から抜け出せていないことを知ると、池田は「戦争の責任をすべて背負うつもりか?」と質問。裕一は「自分の曲で戦争に向かう人々に興奮していた」と吐露し、池田は「(作曲は)痛みを知っている裕一しかいない」と告げて、詞を置いて帰った。

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 意を決して、ラーメン屋で働きだした智彦。皿洗い中に、襟章を盗んだ少年ケン(浅川大治)と再会し、少し前に警察に捕まりかけたところを助けてくれたお礼に、と襟章を返された。

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 裕一は、池田の歌詞を見て再び作曲することを決意。すぐに取りかかるが、戦争のことがフラッシュバックしてパニックに。その日の夜、音は廃人のようにグッタリしている裕一に「もう自分を許してあげて!」と言い、抱きしめた。

 翌朝、音は作業室で完成した楽譜を発見し、歌ってみた。裕一は『とんがり帽子』を無事に書き上げたのだった。

 ラジオドラマ『鐘の鳴る丘』は、復員した青年が戦災孤児のために家をつくろうと奮闘する物語。はじめは土日だけの放送だったが、人気に火がつき、半年後には月曜から金曜まで放送することになり、現在の連続テレビ小説の元となった。

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