玉村麻衣子「簡単なのにあか抜ける『キレイの近道』」

30歳以上の女性は要注意!プチプラコスメで使ってはNGなモノ、OKなモノは?

 最近はドラッグストアやバラエティーショップに、手ごろな価格のコスメ=プチプラコスメがズラリと並んでいます。プチプラとは思えない使い心地の優秀アイテムも多数! そんなプチプラコスメを大人の女性が上手に取り入れるには、選び方が重要。

 そこで今回は、30代以降の大人の女性がメイクアイテムを選ぶときに意識したい、プチプラとデパートコスメ(以下、デパコス)の選び方のポイントをご紹介します。

ポイントメイクはプチプラにも優秀なものが多数!

 アイテムによって異なるため一概には言えませんが、以下のようなアイテムはプチプラコスメでも十分キレイに仕上げることができます。

アイブロウ

・アイシャドウ

・アイライナー

・マスカラ

・チーク

・ハイライト

・シャドウカラー

<アイブロウ>

 最近はプチプラで優秀なアイブロウアイテムが多数販売されています。アイブロウペンシル、アイブロウパウダーに加え、眉マスカラやリキッドアイブロウなど、その種類も多数。眉の専門家として活動する筆者は、日ごろからデパコスからプチプラまでさまざまなアイブロウアイテムを試しているのですが、プチプラ眉コスメのクオリティーの高さに驚かされることが多いです。色のノリや色もちはデパコスに引けをとらないものも多く、プチプラのアイテムで十分眉メイクを美しく仕上げることができます。

 最近はピンクやイエロー、オリーブをはじめとしたカラーアイブロウアイテムも人気を集めています。そのような挑戦カラーもプチプラであれば気軽にチャレンジすることができます。

 ただし、アイブロウパウダーに関しては、アイテムによっては付属ブラシが使いづらいものも存在するため、手元に一本アイブロウブラシを持っておくとよいです。

<アイシャドウ>

 パレットタイプから単色売りのものまで、多くのアイシャドウが店頭に並んでいます。キラキラしたラメやパールがキレイに感じられるものも多く、一見プチプラには見えない優秀アイテムが多数! 発色や色持ちもデパコスに引けを取らないものが多いです。

 目元を印象づけるアイシャドウの色味は、なかなか冒険しにくいものですが、プチプラであれば普段選ばないような鮮やかカラーやトレンドカラーにも挑戦しやすいです。アイメイクの幅を広げたいときや、イメージチェンジしたいときにも、プチプラアイシャドウは活躍してくれます。

アイライナー

 最近はプチプラのアイライナーが大きく進化しています。ペンシルタイプ、ジェルタイプ、リキッドタイプ、どれも描き味と落ちにくさを追求したものが多く、メイク初心者でも使いやすいのが魅力。

 そしてこの秋は黒だけでなく、ブラウン、ボルドー、カーキ、グレーをはじめとしたカラーアイライナーがトレンド。プチプラコスメメーカーからもカラーアイライナーが発売されているので、ぜひチャレンジしてみてください。

<チーク>

 頬の血色を演出することができるチーク。そんなチークもプチプラで十分対応できます。パウダーチークはもちろん、クリームタイプのチークもおすすめ。指にとってポンポンと頬にのせるだけで、頬に血色だけでなくツヤもプラスすることができます。

 クリームチークにはリップにも使えるものも多く、チークとリップ同時にメイクすることから時短メイクにもピッタリです。

<ハイライト・シャドウカラー>

 顔にツヤや立体感を与えることができるハイライトやシャドウカラーも、プチプラで優秀なアイテムが多数存在します。ハイライトを使うことで肌をパッと明るく見せることができたり、肌にツヤと透明感を出すことができたりするので、「使ったことがない」という方もぜひ一度プチプラアイテムで挑戦してみてください。

ベースメイクは価格ではなく「仕上がり・持ち」で選ぶ

 歳を重ねることで、シミやクマ、くすみや色ムラといった肌のお悩みを持つ人も少なくないはず。そのようなお悩みをカバーしつつ、若々しい美肌に見せるためには、メイク下地やファンデーション、コンシーラーをはじめとしたベースメイクアイテムは、価格にこだわらず自分に合ったものを選びたいところ。

 例えばメイク下地には顔色や色ムラの補正効果が期待できるものや、紫外線カット効果が期待できるもの、分泌された皮脂を吸着してメイク崩れを防ぐ効果が期待できるものなど、色々なタイプがあります。

 ファンデーションはカバー力が高いものからナチュラルな仕上がりのもの、マットな質感に仕上がるものからツヤが出るものまで多くの種類があり、メイクの持ちのよさもアイテムによって大きく異なります。

 プチプラでも優秀なものはたくさんありますが、筆者がいろいろと試してきたところ、大人の女性の肌悩みをカバーしつつキレイに見せるために期待できる効果やメイクの持続性が高いものは、デパコスのほうが多いように感じます。特にコンシーラーはデパコスのアイテムの方がカバー力、持続力ともに優れているものが多い傾向に。

 使用する面積が比較的狭いポイントメイクはプチプラコスメで十分キレイに仕上がりますが、土台となる肌づくりで使用するベースメイクは仕上がりや持ちで選ぶことが大切です。

口紅は唇と相談して!プチプラなら「なめらかタイプ」がおすすめ

 唇は皮脂腺がないためバリア機能が低く、乾燥しやすいパーツ。人によっては外部刺激で唇がカサついたり、唇の皮がむけたりもします。口紅には色素をはじめとしたさまざまな成分が入っており、色素ひとつとってもアイテムによって使用されているものが異なります。アイテムによっては唇と合わないということもあるので、プチプラ、デパコス問わず、唇に負担なく使用できるものを選ぶことが大切です。

 今は時期的にタッチアップが難しい店舗もありますが、唇が敏感な方は化粧品カウンターで一度タッチアップしてもらい、その後少し様子を見てから購入すると失敗なく選ぶことができます。

 プチプラで選ぶなら、“なめらかタイプ”がおすすめ。スルスルと唇の上をすべる使い心地のものは適度なツヤがプラスされ、唇がふっくら若々しく見えます。逆に注意したいのがマットタイプ。マットタイプの口紅には唇の縦ジワが目立ったり、唇が乾燥して見えたりしてしまうものも。マットタイプを選ぶ場合はプチプラにこだわらず、保湿成分がしっかり入っているブランドのものを選ぶとよいです。

 プチプラコスメは価格が手頃なことから、いろいろなカラーにチャレンジしやすいのが魅力。「今日はどの色にしようかな」と気分や洋服に合わせてメイクアイテムを選ぶ楽しさも感じられるはず。プチプラ、デパコスそれぞれを用途に合わせて上手に取り入れ、メイクの幅を広げてみてはいかがでしょうか?

(文=玉村麻衣子/美眉アドバイザー)

玉村麻衣子/美眉アドバイザー

 アイブロウの技術者資格保有。国内大手化粧品会社でのメイク・エステ講師、美容ライターを経て、現在は眉のスペシャリスト“美眉アドバイザー”として活動中。「骨格や筋肉に基づいたアイブロウデザイン」の提案や、ファッションやシーンに合わせたアイブロウメイクの描き換え法などを、ブログやセミナー、メディアでの執筆活動を通じて紹介している。著書に『目元で、美人の9割が決まる』(KADOKAWA)、『いつものコーデが見違える!美眉メイク&プチプラコーデの作り方』(株式会社オーバーラップ)などがある。39歳二児の母、趣味はプロレス観戦。

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