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ヤマダから事実上クビ…大塚家具、あまりに遅すぎた久美子社長辞任、5年連続赤字でも居座り

文=編集部
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ヤマダHDは巣ごもり需要で業績が好調

 家電量販店最大手のヤマダ電機は10月1日、持ち株会社ヤマダHDに移行。事業会社で社長を務める三嶋氏が同日付でHD社長に就いた。山田氏はHDの代表権のある会長に就き、グループ全体の経営を引き続き指揮する。

 三嶋氏は家電専門店「100満ボルト」のサンキューの社長。サンキューがエディオンの子会社となったことからエディオンの取締役となる。17年、ヤマダ電機執行役員副社長に迎えられ、1年後の18年に社長に昇格した。同業他社から移籍してきた人物が、家電量販店最大手のトップの椅子に昇り詰めるという異例の人事となった。ヤマダは持ち株会社移行に先立ち、経営の多角化を進めてきた。19年12月、大塚家具を傘下に収め、「大塚と協力し、量販店の垣根を超えたい」(三嶋氏)とした。

 ヤマダを業界首位に押し上げた売上至上主義から転換し、新たな成長のシナリオを描く。ヤマダHDの2021年3月期の連結決算は増収増益の見込み。新型コロナウイルス感染拡大に伴う「巣ごもり」需要の拡大で高価格帯のパソコンやテレビ、洗濯機などの好調が続く。電動ベッドなど家具分野でもプライベート(PB)商品の販売が伸びている。PBは利幅が大きいので利益面での寄与率が高い。

 売上高は7%増の1兆7190億円と従来計画(3%増の1兆6600億円)から上振れする。営業利益は96%増の752億円と当初予定(60%増の615億円)を上回る。営業利益率は4.4ポイントと約2%改善する。純利益は30%増の320億円の見込みで2期連続の増益となる。外部からスカウトした三嶋恒夫氏は、きっちり結果を残した。

 ヤマダHD傘下の事業会社はカタカナ社名で統一した。家電のヤマダ電機はヤマダデンキに、注文住宅のエス・バイ・エルはヤマダホームズとなった。大塚家具がヤマダカグ、またはヤマダファーニチャーになる日は、そう遠くないはずである。

(文=編集部)

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